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2019年秋に亡くなった和田誠さん。妻・平野レミさんと結婚して47年、レミさんの料理を誰よりもたくさん味わった和田さんは、いつも「うちのごはんが一番だね」とほめていたそうで、レミさんは「その言葉が何より、お料理が上達する秘訣だったように思うの」と振り返ってコメントしています。
そんな和田さんの好物がたくさん紹介されているのが、1999年刊行の『平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』。料理をレミさんが作り、デザインと絵を和田さんが担当した貴重な一冊が、21年ぶりに復刊されることになりました。
『新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』は、5月29日(金)発売予定。あの頃の和田家の食卓を垣間見ることのできる一冊です。
平野レミさんより
ひとり暮らしが始まって7ヶ月が経ちました。まだまださみしくて悲しくつらい日々ですが、この間、ご近所の方に「幸せだったほど、あとが辛いものよ」と言われました。それほど、夫はわたしに幸せを与えてくれていたということでしょう。
そんな夫が21年前に作ってくれた本があります。夫が絵を描いてレイアウトもしてくれた、わたしのレシピ本です。夫との共作ということで、この度、再販されることになりました。よろしければ、夫のイラストといっしょに、楽しんでいただけたら幸いです。(復刊によせた著者メッセージより一部抜粋)
『新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』の巻頭では、同書で紹介される料理の誕生秘話や、和田さんや子どもたちに人気だった料理のエピソードを紹介。
また本書内には、新たなインタビューのほか、料理に向かう姿勢、ちょっとだけ手抜きをするコツなど、レミさんによる当時のエッセイも掲載されています。
上の写真は、現在のキッチン。『新版 平野レミの作って幸せ・食べて幸せ』の中で約20年前のキッチンを見ることができますが、ほとんど変わっていないことがわかります。
こちらは、和田さんが絵付けをしたお皿。実際に和田家で使われており、レミさんの料理を彩りました。
紹介されている料理は、食パンに肉やチーズを挟み、鍋底へおしつけながら作る「びっくりパニーニ」、野菜をピーラーでひらひらに切って刺身とあえる「あじと野菜のピーラーサラダ」など、レミさんらしいアイデア満載の全108品。
料理名の書き文字や、料理にちなんだイラストがかわいらしく、みんなで食卓を囲む楽しさ・いとおしさを思わせます。
内容
・復刊に寄せて
・introduction「平野レミの暮らしと家族と料理のこと」
・ようこそ私のキッチンへ
・いちばんくつろげる場所、 キッチン〈レシピ〉
・豚肉はみんなと仲よし
・レミ流中華&エスニック
・ボリュームたっぷりイタリアン
・巻き巻き&コロコロメニュー
・おいしさ保証つきのごはんもの
・パーティをおいしく
・とっておきデザート
・滝沢カレンの“レシピ文学”が書籍化 爆笑と感動を呼んだ「唐揚げ物語」も収録
・ごはんにかけておいしい!フライパン1つ×材料2つの簡単おいしい炒めもの