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3時間で15品以上の作り置き料理を作る家政婦の志麻さん。「プロフェッショナル 仕事の流儀」(NHK)をはじめ多くのテレビ番組に出演し注目を浴びている「伝説の家政婦」です。
昨年11月に発売された『志麻さんの気軽に作れる極上おやつ』の刊行を記念して、2月10日(月)、「志麻さんの手作りおやつを楽しむ会」が都内某所で開催されました。
会場には、普段実用書売り場をする書店員の方を含む読者が招待され、「あの志麻さんのおやつが食べられる」と期待に胸を膨らませました。
イベントは、志麻さんが参加者の目の前でおやつを作るスタイルで進行します。
▲おやつ作りのポイントを解説しながら手際よく作っていく志麻さん
フランスの三つ星レストランで学び、日本でもフランス料理店などで15年働いた志麻さんの料理は、簡単で素早くできることに定評があります。おやつに関しても、解説を入れながら、あれよあれよと美味しそうなおやつができあがっていきました。
バレンタインデーにピッタリの「ガナッシュ」は、8分立てした生クリームと湯煎した板チョコを混ぜて冷やし、少し歪な形に手で握ってココアをまぶすだけで専門店顔負けの美味しさになります。「こんな簡単にできるの!?」と、参加した人から驚きの声も上がりました。
ほかにも、市販のパイ生地にハムとチーズを挟み、焼き上げると太陽の形に見える軽食「タルト・ソレイユ」や、砂糖と水、コーンフレークだけを使ったキャラメルグラノーラなど、特別な道具や材料を用意することなく作れるおやつ全7種が披露されました。
▲ソレイユ=(太陽)の形をした「タルト・ソレイユ」。フランスでは一般的な軽食で、アンチョビなど味の濃いものを入れても美味しいそう。
▲しっかりした甘さも美味しい「ガトーショコラ」。カップケーキサイズの小さいものも作れます。
▲見た目も美しい「リンゴバラ」。スライスしたリンゴと、市販のパイ生地を並べてオーブンに入れるだけ!
【志麻さんの手作りおやつを楽しむ会】メニュー
・カレーライス(『志麻さんの何度でも食べたい極上レシピ』に収録されたお手軽タイカレー)
・ガナッシュ
・ガトーショコラ
・イチゴのタルト
・タルト・ソレイユ
・リンゴバラ(パイ生地にスライスしたリンゴを並べてバラに見えるよう成形したパイ)
・キャラメルグラノーラ
・パルミエ(グラニュー糖をまぶしたパイ)
おやつ作りの合間には参加者との交流の時間が設けられ、本書を制作するきっかけや料理について話す場面もありました。
フランスで料理を研究していたころは19時間勤務(!)しながら、フランスの文化や言葉などの勉強をしていた志麻さん。次第に華やかな「フランス料理」よりも、作る過程を楽しみ、そして食事の時間を楽しんで過ごすために、楽に作れる「家庭料理」に惹かれていったそうです。
「フランスの子ども向けアニメを観ると、子どもが1人もしくは親と一緒にご飯作りを楽しむシーンが描かれています。そのくらいフランスでは『料理をするということは楽しいこと』という意識があります」
本書のおやつも料理と同様に、子ども1人でも簡単に作れるよう構成。「おやつ作りというと『難しい』『面倒』というイメージがありますよね。それは特別な道具や食材が必要になったり、厳密な計量があったりするから。この本では、極力そういった部分を無くしたものにしたかったんです」と、制作の背景を語りました。
楽に楽しく作って、食べる時も楽しむ。食事を余すところなく楽しむ志麻さんの心意気が感じられた時間はあっという間に過ぎ、「志麻さんの手作りおやつを楽しむ会」は閉会しました。
▲サイン会や写真撮影と最後までサービス精神たっぷりの志麻さん。美味しいおやつ、ごちそうさまでした!
家庭で作るおやつは、作る時間も食べる時間も幸せな気分を味わえるもの。子どもたちにとって、お母さんと一緒に、あるいは家族そろってわいわいお菓子を作った時間は、かけがえのない思い出になります。
本書のレシピは志麻さんが何度も試作をして、一般家庭でも作りやすいように工夫を重ねてまとめました。
カスタードプリンやチーズケーキから、フランスの一般家庭でよく作られるクレープ、タルトタタンまで58品。見ているだけでわくわくするラインナップです。
(マガジンハウス公式ホームページより)