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「運動は勉強の妨げになる」「筋トレは背が伸びなくなる」
あなたが子どもの頃、運動や部活のときに、このようなことを言われたことはありませんか? 実はコレ、昔の常識なのです。
スポーツ医学は常に進歩しており、「昨日の常識は、明日の非常識」とも言われるほど、新しい研究が進められています。
この冬に行なわれた第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会では、東京大学合格者も多数輩出する埼玉県立浦和高等学校が出場し、ベスト16という結果を残しました。
こうした「文武両道」は、適切な運動をする人たちには、珍しいことではなくなるかもしれません。
最近の研究では、子どもの脳の高次脳機能の発達には、運動が関わっていることがわかってきたといいます。
研究によると、有酸素運動で刺激される脳の活性部位と勉強したときの脳の活性部位は同じ領域とのこと。また、「20-30分程度の有酸素運動は、記憶力や認知運動を改善する」とされており、欧米の研究でも、毎日の30分の有酸素運動でいわゆる問題解決能力が10パーセント以上向上したという結果が出ているそうです。
子どもの頃に筋力トレーニングをすると、「筋肉が骨の成長を阻害する」「重いバーベルを担ぐと背が縮む」など、身長への悪影響が出ると言われてきました。しかし、最新のスポーツ医学の研究では「筋トレ」をすると背が伸びると報告されています。
一定の負荷のかかる動作は、身体には相応の刺激がかかります。この刺激に反応するように、身体からは「成長ホルモン」が分泌されることがわかってきたのです。
筋力トレーニングは、骨と筋肉どちらにも負荷のかかる運動です。ケガをするほどのオーバーワークは禁物ですが、適切な筋トレは身体の成長を促し、背を伸ばすことにも繋がります。
2月15日(土)に発売される、『子どもの健全な成長のための スポーツのすすめ』は、そんな最新のスポーツ医学の情報が詰まった本です。
著者は、聖路加国際病院の整形外科医であり、7人制ラグビー日本代表をはじめ、大学のラグビー部・アメリカンフットボール部などのチームドクターを務める田崎篤さん。本書では、第一線で活躍しているスポーツドクターの知見が随所に見られます。
子どもたちのスポーツ活動を支える保護者・指導者がぜひ知っておきたい栄養や身体についてのアドバイスが満載の一冊です。
目次
第一章 子どもとスポーツ 親が知っておきたいこと
第二章 家庭でできる心身のサポート 実践編
第三章 部活スポーツのすすめ
教えて!田崎先生 Q&A