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精悍な顔つきをした男性が、奇妙な袋状の物の中に入っている絵の不気味さに、思わず引き気味の声が出てしまいます。この不気味な絵が表紙になっている『カメの甲羅はあばら骨』が12月6日(金)に発売されました。
本書は「もし人間の骨格の一部が動物のものだったら」というコンセプトのもとに作られた、普通の動物図鑑とはまったく違う「体感型動物図鑑」です。
表紙の不気味な絵は、「カメを人体であらわすとどうなるか」が描かれたもの。書名の通り、カメの甲羅は人体でいうとあばら骨になるそうです。人間のあばら骨は、心臓や肺など内臓を守るためにありますが、カメは緊急時に頭と足を引っ込められる構造になっています。
本書では、爬虫類・両生類、哺乳類、鳥類と章ごとにさまざまな動物たちが紹介されています。紹介される動物の中には、ゾウやクジラ、フラミンゴなど、人体とは遠く離れた体のしくみをしている動物たちも収録されています。いったいどのような人体絵で表現されるのでしょうか……。
Chapter1 爬虫類・両生類:カメ、カエル、トカゲ、ワニ、トビトカゲ
Chapter2 哺乳類(陸上):ゾウ、キリン、イヌ、ウマ、ライオン、コアラ、ナマケモノ、ウサギ、アルマジロ
Chapter3 哺乳類(水中・地中・空中):クジラ、モグラ、コウモリ、アシカ、カバ
Chapter4 鳥類:鳥、フラミンゴ、フクロウ、ペンギン
また、手・足など部位ごとに人体と動物が比較されている章もあります。人間と動物、それぞれの環境や特性に合わせて進化したことが解説されています。
本書を手がけたのは、これまで絶滅動物や恐竜などを描いてきたイラストレーターの川崎悟司さん。川崎さんの不気味だけど何度も見たくなってしまう絵と解説によって、動物がより身近に感じられるユニークな動物図鑑です。