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  • ノーベルウィーク!化学賞受賞・吉野彰が少年時代に出会った“科学への道の原点”【総合3.8】

    2019年12月12日
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    ロウソクの科学 改版
    著者:マイケル・ファラデー 三石巌
    発売日:2012年06月
    発行所:角川書店
    価格:572円(税込)
    ISBNコード:9784041002841

     

    『ロウソクの科学』の要点

    1.私たちの身近にある1本のロウソクには、この宇宙を支配するすべての法則にかかわりがあると言っても過言ではないほど、たくさんの科学的な現象が起こっている。

    2.当たり前だと思って見過ごしてしまうような現象にも、たくさんの不思議が隠れている。それを見つけ、考える視点を持つことが重要だ。

    3.ロウソクのように周りを明るくし、人とかかわりを持ちながら、自分の義務をはたす人間になってほしい。それがロウソクを使った講演を行った著者からのメッセージだ。

     

    『ロウソクの科学』レビュー

    今年のノーベル化学賞に選ばれた旭化成の名誉フェロー、吉野彰氏。彼が言及したことによって、ふたたび注目を集めた本がある。古典的名作、『ロウソクの科学』だ。

    本書に収録されているのは、「ファラデーの法則」で知られるファラデーの、クリスマス講演の内容である。ファラデーは1本のロウソクを通して、科学の面白さ、自然の法則、そして人間同士や人と世界との交わりを伝えている。

    読み進めていくうちに、ファラデーの講演の構成がいかに緻密か、気づくことだろう。誰もが見慣れた1本のロウソクから話を広げ、科学的な法則を少しずつ導入し、集まった少年少女たちの知識を少しずつ積み上げていく。普段当たり前のように受け入れている現象の不思議さを説き、その背景にある仕組みへ目を向けさせようとする。実験の内容は、現代の理科の実験でも採用されているものが多数含まれており、少年少女たちの心をつかむような工夫の凝らされた実験も盛りだくさんだ。幼少期に吉野氏が、本書を読んで科学のおもしろさを感じたというのも納得の内容である。

    古典的名作ということもあり、現代の読者にはやや読みにくいところや、実験の内容がわかりづらく感じられるところもあるかもしれない。しかしファラデーのメッセージは、現代にも通ずるものだ。学生時代に戻ったつもりで、科学のおもしろさにいま一度浸ってみてはいかがだろうか。

    『ロウソクの科学』のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

    『ロウソクの科学』が気になる方におすすめ

    「ロウソクの科学」が教えてくれること
    著者:尾嶋好美 白川英樹
    発売日:2018年12月
    発行所:SBクリエイティブ
    価格:1,100円(税込)
    ISBNコード:9784797397482

     

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