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  • 『こち亀』の秋本治、初のビジネス指南!「40年休載なし」を支えた仕事術【総合3.5】

    2019年11月24日
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    秋本治の仕事術
    著者:秋本治
    発売日:2019年08月
    発行所:集英社
    価格:1,320円(税込)
    ISBNコード:9784087880106

     

    『秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』の要点

    1.『こち亀』は劇画風味のギャグマンガという初期路線にこだわらず、デジタル機器など著者の好みにあったものを取り入れて変化させていった。変化を恐れなかったからこそ、40年間の連載が可能だったのだ。

    2.著者はスケジュールを自分で決めていた。時間を切り詰めて作品のストックをつくり、時間の余裕を確保。余った時間で読み切り作品も描いていた。

    3.「小さな目標→達成→新たなスタート」という繰り返しが、大きなゴールに近づく方法である。著者は『こち亀』の10巻目が出た時点でひとつの目標を達成したが、すぐ次の目標に向かい、休まずに走り続けている。

     

    『秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』レビュー

    マンガ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(以下、こち亀)を200巻まで描き上げた著者、秋本治氏の仕事術が明らかにされる一冊だ。最も発行巻数が多い単一マンガシリーズとして、世界ギネス記録に認定されている『こち亀』。だが驚くべきことに、40年間の週刊連載で一度も休載したことがない。

    『こち亀』のハチャメチャな主人公である両津勘吉から、著者である秋本治氏にも破天荒なイメージを持っている人は少なくないのではないか。だが実際には〆切を厳守し、勤務時間は9時から19時。作品ストックをつくってスケジュール管理するなど、徹底した自己管理を行なっているという。『こち亀』の主人公とは正反対だ。40年連続で週刊連載をするという並外れた著者の「持続力」の秘密は、セルフマネジメント術や時間術の活用にあったのだ。

    著者の仕事術は、働き方が多様化する現代において、自身をマネジメントしていく際にも大いに役立つだろう。また40年間にわたりマンガのアイデアを出し続けてきた発想術も公開されているので、クリエイティブな仕事にも活用できるはずだ。なによりも「目の前にあることをこなし、ひとつひとつ積み重ねる」という長期的な持続力の大切さを、これほど説得力をもって語っている本はなかなかない。

    『こち亀』を読んだことがある人にはもちろんのこと、『こち亀』を読んだことのない方にも、秋本治氏の仕事哲学が伝わってくるのではないか。

    秋本治の仕事術 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由』のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

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    著者:干場弓子
    発売日:2019年11月
    発行所:東洋経済新報社
    価格:1,540円(税込)
    ISBNコード:9784492046579




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