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1.ポジティブ思考の人は思考性のセンスがよく、いい結果を引き寄せる。「学びなおし」によって考え方をポジティブに変えよう。
2.アートはビジネスパーソンに必須の教養だ。アート鑑賞によって観察力や思考力が養われ、大局観が磨かれる。
3.おもしろい人やものとの出会いは、クリエイティブ力を高めてくれる。とくに異業種の人との交流はいい刺激になる。話題についていけなくても、逃げずに食らいつこう。
「学びなおし」というと、大学や大学院などの教育機関で勉強しなおすことをイメージするのではないだろうか。しかし、本書で提示される「学びなおし」は必ずしもそれだけではない。新しいことへの挑戦、新しい人との出会いなど、未知の分野へのアンテナを広げ続けることも「学びなおし」だというのが著者の考えだ。
「学ぶ」という行為は人をポジティブにする。ポジティブ思考の人は視野が広く、柔軟な発想をすることができる。一方ネガティブ思考の人は何でも否定から入り、成長しない。イノベーションも生まない。だから、ネガティブ思考の人は学び直しによってポジティブ思考に転換したほうがいい。
そこで、ビジネスパーソンが身につけるべき教養のひとつとして、本書ではアートが挙げられている。アートははっきりとしたひとつの答えを提示してくれない。自分で見て、感じて、考えなければならない。その体験が想像力や考える力を育ててくれるのだという。
今後、AIに人間の仕事が奪われる時代が到来するかもしれない。ロジカルなだけの考え方はAIにもできる。というよりも、それでは人間などAIにかなわなくなるときが来るだろう。そのとき重視されるのが、0から1を生む、クリエイティブ力である。それこそが人間にしかできない思考だ。
学校を卒業して久しい、第一線でバリバリと働くビジネスパーソンにこそ、本書を手に取ってほしい。すぐに結果が出るようなノウハウはいったん脇において、自分に本当に必要なものは何かを考えてみてはどうだろうか。