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  • 瀧本哲史さんが遺した「著書」という投資 『僕は君たちに武器を配りたい』から『ミライの授業』まで

    2019年08月17日
    知る・学ぶ
    ほんのひきだし編集部
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    8月10日、京都大学教員で投資家の瀧本哲史さんが47歳で亡くなりました。

    瀧本哲史さんは東京大学法学部を卒業した後、東京大学大学院法学政治学研究科助手を経てマッキンゼーに入社。

    3年で同社から独立し、投資家として活動しながら、京都大学で交渉論、意思決定論、企業論などの講義を担当。ディベート甲子園を主催する「全国教室ディベート連盟」事務局の役員もつとめていました。

    著書は、2011年9月に同時発売された『武器としての決断思考』『僕は君たちに武器を配りたい』を皮切りに、単著では8冊。

    最新の著書は2016年6月に刊行された『ミライの授業』で、それまでの著書が“若者~大人向け”だったのに対し、同書は子どもと大人のちょうど境界にいる「14歳」へ向けた内容となっています。

    『ミライの授業』のもとになっているのは、瀧本さんが全国の中学校を訪れて開講した特別授業「未来をつくる5つの法則」。ナイチンゲールやコロンブスといった「世界に変革をもたらした人々」を紹介し、彼らの生き方や考え方から「未来をつくる法則」を学ぶ内容です。

    瀧本さんが京都大学で学生たちに教えてきたことは、いずれも「新しい時代を生き抜くための考え方」であり、『ミライの授業』はそれを14歳向けにやさしく、しかしレベルはまったく落とさずに書いた、活動の集大成といえる一冊。これも瀧本さんによる“投資”の一つだったといえるでしょう。

    ミライの授業
    著者:瀧本哲史
    発売日:2016年06月
    発行所:講談社
    価格:1,650円(税込)
    ISBNコード:9784062200172

    目次
    14歳のきみたちへ
    ガイダンス―― きみたちはなぜ学ぶのか? ほか
    ・1時限目 世界を変える旅は「違和感」からはじまる
    ・2時限目 冒険には「地図」が必要だ
    ・3時限目 一行の「ルール」が世界を変える
    ・4時限目 すべての冒険には「影の主役」がいる
    ・5時限目 ミライは「逆風」の向こうにある
    ミライのきみたちへ

     

    『僕は君たちに武器を配りたい』(2011年9月)

    僕は君たちに武器を配りたい
    著者:瀧本哲史
    発売日:2011年09月
    発行所:講談社
    価格:1,980円(税込)
    ISBNコード:9784062170666

    目次
    はじめに
    ・第1章 勉強できてもコモディティ
    ・第2章「本物の資本主義」が日本にやってきた
    ・第3章 学校では教えてくれない資本主義の現在
    ・第4章 日本人で生き残る4つのタイプと、生き残れない2つのタイプ
    ・第5章 企業の浮沈のカギを握る「マーケター」という働き方
    ・第6章 イノベーター=起業家を目指せ
    ・第7章 本当はクレイジーなリーダーたち
    ・第8章 投資家として生きる本当の意味
    ・第9章 ゲリラ戦のはじまり
    本書で手に入れた武器

    ※2013年11月に、本書のエッセンシャル版も発売されています。

     

    『武器としての決断思考』(2011年9月)

    武器としての決断思考
    著者:瀧本哲史
    発売日:2011年09月
    発行所:星海社
    価格:902円(税込)
    ISBNコード:9784061385016

    目次
    はじめに「武器としての教養(リベラルアーツ)」を身につけろ
    ガイダンス―― なぜ「学ぶ」必要があるのか?
    ・1時間目「議論」はなんのためにあるのか?
    ・2時間目 漠然とした問題を「具体的に」考える
    ・3時間目 どんなときも「メリット」と「デメリット」を比較する
    ・4時間目 反論は、「深く考える」ために必要なもの
    ・5時間目 議論における「正しさ」とは何か
    ・6時間目 武器としての「情報収集術」
    ・7時間目「決断する」ということ

     

    『武器としての交渉思考』(2012年6月)

    武器としての交渉思考
    著者:瀧本哲史
    発売日:2012年06月
    発行所:星海社
    価格:946円(税込)
    ISBNコード:9784061385153

    目次
    ガイダンス―― なぜ、いま「交渉」について学ぶ必要があるのか?
    ・1時間目 大切なのは「ロマン」と「ソロバン」
    ・2時間目 自分の立場ではなく、相手の「利害」に焦点を当てる
    ・3時間目「バトナ」は最強の武器
    ・4時間目「アンカリング」と「譲歩」を使いこなせ
    ・5時間目「非合理的な人間」とどう向き合うか?
    ・6時間目 自分自身の「宿題」をやろう

     

    『君に友だちはいらない』(2013年11月)

    君に友だちはいらない
    著者:瀧本哲史
    発売日:2013年11月
    発行所:講談社
    価格:1,870円(税込)
    ISBNコード:9784062176200

    目次
    第1章 秘密結社をつくれ
    第2章 本当の「よいチーム」とはなにか
    第3章 ビジョンをぶち上げろ、ストーリーを語れ
    第4章 よき仲間との出会いのために
    第5章 チームアプローチはあなたと世界をどう変えるか

     

    『戦略がすべて』(2015年12月)

    戦略がすべて
    著者:瀧本哲史
    発売日:2015年12月
    発行所:新潮社
    価格:880円(税込)
    ISBNコード:9784106106484

    目次
    I ヒットコンテンツには「仕掛け」がある
    ・1.コケるリスクを排除する――AKB48の方程式
    ・2.全てをプラットフォームとして考える――鉄道会社の方程式
    ・3.ブランド価値を再構築する――五輪招致の方程式
    Ⅱ 労働市場でバカは「評価」されない
    ・4.「儲ける仕組み」を手に入れる――スター俳優の方程式
    ・5.資本主義社会の歩き方を学ぶ――RPGの方程式
    ・6.コンピューターにできる仕事はやめる――編集者の方程式
    ・7.人の流れで企業を読む――人材市場の方程式
    ・8.二束三文の人材とならない――二〇三〇年の方程式
    Ⅲ「革新」なきプロジェクトは報われない
    ・9.勝てる土俵を作り出す――オリンピックの方程式
    ・10.多数決は不毛である――iPS細胞の方程式
    ・11.人脈とは「外部の脳」である――トップマネジメントの方程式
    ・12.アナロジーから予測を立てる――北海道の方程式
    Ⅳ 情報に潜む「企み」を見抜け
    ・13.ネットの炎上は必然である――ネットビジネスの方程式
    ・14.不都合な情報を重視する――新聞誤報の方程式
    ・15.若者とは仲間になる――デジタルデバイスの方程式
    ・16.教養とはパスポートである――リベラルアーツの方程式
    Ⅴ 人間の「価値」は教育で決まる
    ・17.優秀な人材を大学で作る――就活の方程式
    ・18.エリート教育で差別化を図る――東京大学の方程式
    ・19.コミュニティの文化を意識化する――部活動の方程式
    ・20.頭の良さをスクリーニングする――英語入試の方程式
    ・21.入試で人間力を養う――AO入試の方程式
    Ⅵ 政治は社会を動かす「ゲーム」だ
    ・22.勝ち組の街を「足」が選ぶ――地方創生の方程式
    ・23.マーケティングで政治を捉える――選挙戦の方程式
    ・24.身近な代理人を利用する――地方政治の方程式
    Ⅶ「戦略」を持てない日本人のために

     

    『読書は格闘技』(2016年4月)

    読書は格闘技
    著者:瀧本哲史
    発売日:2016年04月
    発行所:集英社
    価格:1,100円(税込)
    ISBNコード:9784087716559

    目次
    イントロダクション
    ・心をつかむ
    ・組織論
    ・グローバリゼーション
    ・時間管理術
    ・どこに住むか
    ・才能
    ・大勢の考えを変える(マーケティング)
    ・未来
    ・正義
    ・教養小説――大人になるということ
    ・国語教育の文学
    ・児童文学
    読書は感想戦――あとがきにかえて

    ※推奨ブックガイド収録




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