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1.「なし遂げる力」に性格は関係ない。科学的な裏付けのある方法を、自分に合った形で取り入れればよい。
2.行動を変えるために有効な力は7つある。目標を小さく刻む、コミュニティ、重要性を認識する、簡単にする、ニューロハックス、夢中になる、ルーチン化するだ。「なし遂げる力」は、この7つの力を組み合わせることで飛躍的に高めることができる。
3.人間の行動には、3つのタイプがある。「心に効く7つの力」の中から、行動のタイプに合ったものを選ぶことが重要だ。
何かを「なし遂げる」ことは簡単ではない。仕事で大きな成果を出すというようなこと以外でも、「ダイエットする」「ゲームをやめる」といった身近なことでも難しいのは同じだ。そういったことを「なし遂げる力」を高める方法があるとしたら、誰でもぜひ知りたいと思うだろう。
本書は、UCLAの医学部教授であり、15年に渡って「なし遂げる力」の研究を行ってきた著者が、研究を通じて開発した「人の行動を継続的に変えるための方法」を2年がかりでまとめた一冊だ。といっても、論文のような堅苦しいものではなく、一般向けに書かれたやさしい内容となっている。これらを理解すれば、仕事にもプライベートにも大いに役立つことだろう。様々な事例やケーススタディも紹介されており、自分の生活にも応用しやすいはずだ。
この要約では、著者がまとめた「心に効く7つの力」のうち、「目標を小さく刻む」「簡単にする」「ニューロハックス」の3つを紹介する。これらを読み、もし他の力も気になったなら、ぜひ本書を手に取ってすべての力を学んでみて欲しい。一般的な自己啓発書では「何かをなし遂げたいのなら、自分を変えろ」というメッセージが書かれていることが多いが、本書のメッセージはそれとは真逆である。科学的に裏付けされた、心ではなく行動にフォーカスするアプローチに、目から鱗が落ちることだろう。