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1.魅力的なプレゼンは、ちょっとした言い回しによって生まれる。
2.「グーグルを一緒にやっつけましょう」と目指しているものを具体的に示したり、最初に堂々と結論を言ったりすることで、自信を伝えられる。
3.プレゼンの最後に話のポイントをまとめて理解を促すことや、一方しか選びようがない選択肢を提示することで、聞き手は決断に踏み出しやすくなる。
「プレゼンなら任せて!」そんな頼もしいことを言える人は、どれだけいるのだろう。
私はそんなことは言えないので、プレゼンの説得力が高まる語彙集があると言われたら、是非とも教えて欲しいと思ってしまう。本書の著者、下地寛也氏自身も、入社当時は顧客対応が下手で、上司に怒られっぱなしの毎日だったそうで、失礼だが親近感を感じて読んでみたくなった。
本書では、全部で100もの項目にわたってプレゼンのフレーズが紹介されている。各項目には、ひとことのフレーズがどのような効果をもたらすかという解説が丁寧に書かれており、コミカルで親しみやすいイラストが付されているので、たいへん読みやすい。ひとつひとつは当たり前に理解しているようなことでも、実際に言うか言わないかは確実にプレゼンの出来に関わってくるだろうと感じられた。
たとえば、「感謝を忘れない人柄を示す」という項目では、「感謝の気持ちを恩返ししたいです」というように、気持ちを言葉で表すことで、信頼できる人柄であることを聞き手にアピールし、結果的に良い反応を得やすくなるということが解説されている。聞き手はプレゼンターのことをよく知らない場合が多いので、発する言葉がそのままプレゼンターの印象となり、信頼度に結びつくはずだ。ならば確かに、ポジティブな気持ちはできるだけ言葉にして聞き手に伝えた方がいいだろう。
本書で紹介されているフレーズを実際に口に出して使えるようになれば、冒頭のような言葉も言えるようになるかもしれない。