• fluct

  • 仕事との向き合い方に迷っている人へ。『すべては「好き嫌い」から始まる』【総合4.0】

    2019年07月12日
    知る・学ぶ
    本の要約サイト flier(フライヤー)
    Pocket

    すべては「好き嫌い」から始まる
    著者:楠木建
    発売日:2019年03月
    発行所:文藝春秋
    価格:1,620円(税込)
    ISBNコード:9784163909981

     

    『すべては「好き嫌い」から始まる』の要点

    1.世の人々は「良し悪し族」と「好き嫌い族」に分かれる。物事の「良し悪し」は氷山の一角であり、水面下には無数の「好き嫌い」が広がっている。

    2.努力を続けるためには、それを「努力と思わない」状態に持ちこむのが一番である。努力を「娯楽化」すれば、客観的に見たらものすごい努力でも、本人にとってそれは努力ではなくなる。

    3.出過ぎた杭も、杭は杭。他と比べることのできない「余人をもって代えがたい」存在こそが本物のプロである。

     

    『すべては「好き嫌い」から始まる』レビュー

    人は何かを決めたり判断したりするとき、「好き嫌い」と「良し悪し」を同時に考えるのではないだろうか。「好きだけど身体に悪いからやめておく」「嫌だけどやらないと」。誰しもが2つの価値観の間で揺れ、バランスを取りながら生きている。しかし面白いのは、好きや嫌いの後には必ず「でも……」と続くことだ。まるで「好き嫌い<良し悪し」という構図が出来上がっているようだ。

    しかし、その良し悪しは本当に「良い」のだろうか? 今、あちこちで頻発している「炎上」や「公開処刑」は、人々の思う「良し悪し(正義感・倫理観)」を基準に、そこから逸脱した者を断罪し祭り上げる偏った現象ではないだろうか。人の好み(好き嫌い)の問題と捉えたら、このような過激なことにはならないはずだ。

    著者は、あくまで「個人的な好みの話」と前置きをしながら、多様なエピソードをネタに「好き嫌いで判断してもいいんじゃない?」と投げかける。その内容は「ケーキのイチゴはいつ食べるか」というような身近な話題から、企業改革や資本主義まで幅広い。そしてその一見感覚的な「好き嫌い」の中に、筋の通った理屈が潜んでいるのだ。

    本書は「文春オンライン」の連載に加筆修正を加えた、23のエピソードによって構成されている。一話完結の人気コラムだから、どこからどう読んでも面白い。自由なはずなのに自由でないような、今の社会にそこはかとない窮屈さを感じているならば、ぜひお読みいただきたい。「好き嫌いで生きてもいいんだ」と心が軽くなること請け合いだ。

    『すべては「好き嫌い」から始まる』のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

    『すべては「好き嫌い」から始まる』が気になる方におすすめ

    好きなようにしてください
    著者:楠木建
    発売日:2016年02月
    発行所:ダイヤモンド社
    価格:1,728円(税込)
    ISBNコード:9784478068878
    好き嫌い
    著者:トム・ヴァンダービルト 桃井緑美子
    発売日:2018年06月
    発行所:早川書房
    価格:2,268円(税込)
    ISBNコード:9784152097743

     




    タグ
    Pocket

  • GoogleAd:SP記事下

  • GoogleAd:007

  • ページの先頭に戻る