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1.スケジュール管理で計画倒れを起こさないようにするには、計画を遂行するための能力、すなわち「段取り力」が必要だ。
2.計画を成功に導くための手法「MACの原則」を利用し、正しいゴールへと向かう力を身につけよう。その際は「疑問型セルフトーク」を組み合わせると効果的である。記憶に残り自己成長を促す。書くことで脳に信号を送り、集中力を高め、積極的に情報を収集することができるようになる。
3.毎日の習慣ほど細かい段取りを決めておき、すぐに実行できるように準備を整えておくべきだ。ただしスケジュールを組むときは空き時間を大切にしなければならない。成長は余白から生まれるからだ。
みずからが立てた予定が計画倒れし、自己嫌悪に陥る……そんな経験は誰しも少なからずあるだろう。私たちの心には「計画したことは達成させたい」という「一貫性の原理」があるといわれている。自分が立てた計画がうまくいかないと、自分との約束を破ったことになる。だから気持ちが落ちこむのだ。
著者はそうした計画倒れのダメージを回避するためには、「段取り力」が不可欠だと主張する。段取りと聞くと、「手間がかかる」「面倒くさい」といったマイナスのイメージを抱く人も多いかもしれない。たしかに計画を遂行するための事前準備は手間がかかりそうに思えるし、なかなか他人から評価されない部分でもある。だが価値あるものを生み出す過程には、それ相応の準備と段取りが不可欠だ。段取りを劇的に改善できるのであれば、そこに時間やお金をかける価値は十分にあるといえる。
本書では事前準備・段取り・スケジューリングという切り口から、なにが正しい段取りなのかが明らかにされていく。科学的に正しい段取りの整え方が身につけば、本当にやるべきことだけに集中できる状態が手に入るというのが著者の考えであり、そしてそれはおそらく正しい。
なによりもかけがえのない「時間」という資産をもたらし、人生をより充実させてくれる――本書はそんな一冊になるはずだ。
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