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学研プラスから発売されている「ことば選び辞典」シリーズ。「薄い、軽い、小さい、でも有能!」がキャッチコピーのコンパクトな辞典がSNSを中心に話題となっています。
誰もがスマートフォンを持ち、TwitterやInstagram、SNSを利用するようになり、自分の気持ちを表現する機会が増えました。2003年に発刊された『ことば選び実用辞典』はSNSの盛り上がりとともに売り伸ばし、その後続々とシリーズが刊行されています。
自分の表現から「逃げちゃダメ」な人たちにピッタリ、TVアニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボも話題となりました。
「この作品の良さを自分なりに伝えたい」「今の感情をもっと詩的に伝えたい」という思いを、ありきたりな言葉ではなく自分の言葉で表現したい人が利用していて、2019年にはシリーズ累計50万部を超えた大ヒットになりました。
6月26日(水)に放送された、NHK総合「おはよう日本」では、話題の“語彙力”辞典として紹介されました。
「楽しい」「悲しい」などの微妙な気持ちを表現したいときに開く『感情ことば選び辞典』は、TV放送後に約8倍の売り上げを記録。シリーズの中でも注目度の高い辞典です。
このSNS利用者から支持されている「ことば選び辞典」シリーズから、2冊の新作が7月18日(木)に発売されました。
今回発売されたのは『和の感情ことば選び辞典』と『色のことば選び辞典』。「やまと言葉」の柔らかな表現や、「眺める辞典」としてフルカラーが魅力の辞典で、小説、歌詞、セリフなど様々な場面で活用できることばを収録しています。
「嬉しい」「悲しい」などの気もちを、やわらかな「大和ことば」で表現したいときに開く本。感情を表現する「大和ことば(和語)」を類語辞典形式で収録し、用例を付した。薄い、軽い、小さいの三拍子で、いつでもどこでも使える。
(学研プラス公式サイト『和の感情ことば選び辞典』より)
「愛する」、「悩む」、「楽しい」、「優しい」など感情を表現するキーワードに関連する大和ことばや、和語を収録。
たとえば「美しい」は、「たおやか」「泥中の蓮」「映える」など10種以上のことばが並びます。「新宿でタピオカとか、マジ泥中の蓮~」なんて使い方もアリ? 自分の感情に、適切で、やわらかな“和”のニュアンスを含んだ表現をしたいとき、役に立つ辞書になっています。
字のサイズを大きくした『大きな字の和の感情ことば選び辞典』も同時発売されています。
『色のことば選び辞典』は「ながめる語彙力」をコンセプトにしたオールカラー辞典。「ことば選び辞典」シリーズのスピンオフ「ことば選び辞典プレミアム」として発売されました。
文章を書くとき、彩り豊かな色を表現しきれず困ったときに開く辞典。赤、青、黄、緑……で済ませず、よりこまやかに色を表現したい人のための一冊。オールカラー、用例つきで使い方がすぐわかる。薄い、軽い、小さいの三拍子で、いつでもどこでも使える。
(学研プラス公式サイト『色のことば選び辞典』より)
例えば、赤系でも、紅、マゼンタ、撫子色、紅梅色など多くの色が存在します。「この文章中の赤は、少し薄い色のイメージだな……」と頭の中に浮かんだとき、「こんな色だ!」と視覚的にわかりやすい内容になっています。
すべての見出し語に用例と図版があり、眺めているだけでも新しい色を発見でき、想像力が広がります。
こんな気持ちの時はどう表現すればいいのか、頭に浮かんでいるこの色彩は何色なのか、ことばを紡ぐ創作者必携の書籍ではないでしょうか。
『ことば選び実用辞典』や『感情ことば選び辞典』、新刊の『和の感情ことば選び辞典』『色のことば選び辞典』以外にもシリーズがあります。
言い回しに困った時に使いやすい『ことばの結びつき辞典』や外国語の表現に迷った時に使用しやすい『創作ネーミング辞典』、漢字の使い方や普段使わない漢字を使用する時は『漢字の使い分け辞典』や『難読漢字選び辞典』がおすすめです。
「ことば選び辞典」シリーズを使い分け、自分なりの言葉を尽くした思いを表現してみてください。