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1.PDCA日報には、予定や計画を書き込む「手帳」と結果を書き込む「一般的な日報」、細かなことや失敗したこと、反省点などを振り返る「日記」の3つの側面がある。
2.PDCA日報を書くタイミングは「朝5分、昼間ちょこちょこ、夜7分」だ。朝に「今日の予定」を書き、仕事の合間に「実際の結果」を書く。そして仕事が終わった夜には「うまくいったこと」と「うまくいかなかったこと」を振り返る。うまくいったことはルール化して継続する。うまくいかなかったことは改善点を考えて、翌日以降に再びトライする。
「1日20分程度、あることをするだけで売上が倍増すると聞いたら、それを実践しますか?」――著者は本書の冒頭で、読者にこう問いかける。続けて著者はこう言う。「『ぜひやりたい』と中小零細企業の経営者なら誰もが思うはずです」。
本書で紹介されるその「あること」とは、タイトルにもある「PDCA日報」を書くことである。著者によると、PDCAサイクルをきちんと回せているか否かが「途方もない差」を生むという。そして日報と組み合わせることで、PDCAサイクルをうまく回すことができるそうだ。
著者は山口県山口市にて「日報コンサルタント」という仕事をしている。クライアントである地元の中小零細企業の経営者は、毎日「PDCA日報」を書く。そしてそれをスマートフォンで撮影して著者に送り、著者からの添削を受ける。著者はその仕事を「一風変わった仕事」と表現しているが、クライアント数は2019年1月時点で202社にのぼる。しかも社員数10人以下のクライアントの85.6%は、日報を書き始めて以降、売上を2倍以上に伸ばしているという。
悩める中小零細企業経営者を救ってくれるメソッド――それが「PDCA日報」ではないだろうか。あらゆる手を尽くしても結果が出ないと嘆く経営者には、ぜひこのメソッドをお試しいただきたい。1日あたりたった20分で、会社をガラリと変えることができるのだから。