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歴史に名を刻んだ偉人たち。ノーベル賞受賞者や何万ドルの価値のある絵を描いた画家など、教科書ではその偉大な結果にスポットが当たります。しかし! 彼らも一人の“人間”であることに違いはありません。
このたび、三笠書房の「知的生きかた文庫」のラインアップに、新しく『世界の偉人おもしろ雑学』が加わりました。
本書、ただ偉人の雑学を集めているだけではありません!
③365人それぞれ1ページ。1年間、スキマ時間でサクサク読めるページ構成!
世界が認める偉人たち365人の思わぬ一面が掲載されている本書。「そんな話、知らなかった」というエピソードのある偉人も。
本記事では偉人たちの中から日本の文学者2名を選んでご紹介します。
夏目漱石(1867-1916)
『こゝろ』『坊っちゃん』『草枕』……。日本の“偉大な”文学者、夏目漱石は数々の名作を生み出し、国外にもファンの多い大作家です。
その漱石が生んだ作品の中でも『吾輩は猫である』は「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」という書き出しで人々に知られています。
この『吾輩は猫である』に出てきた猫には、モデルとなる野良猫がおり、のちに漱石が飼うことになりました。
が、なんとその猫には名前をつけることはせず、「猫、猫」と呼んでいたとのこと。嫌いというわけではなかったようで、猫が亡くなると友人に埋めた場所を教えるなど「猫」のことを終始思っていたようです。
直木三十五(1891-1934)
6月17日(月)に直木賞候補の作品が発表されました。今回の直木賞候補は、史上初めて候補者の6人全員が女性となっており注目を集めています。
ところでみなさんは、「直木賞」の“直木”とは誰からきているかご存じでしょうか。
直木賞と同じく権威ある芥川賞は『鼻』『羅生門』などで著名な芥川龍之介が由来ですが、直木賞は大衆小説で有名な作家、直木三十五からきています。芥川と比べると少し知名度は低いですが、時代小説『南国太平記』などの作品で当時の流行作家として知られています。
「直木三十五」という名前を知っているというだけで“博識”認定されるかもしれません。ここから一段深くなる知識を一つ。
名前の三十五はもちろん本名ではなくペンネーム、デビュー当時は年齢と同じ「三十一」だったそうです。年を取るたびに名前を変えていったのですが「三十五」で止まっているのはどうしてでしょうか。
それは「『三十六計逃げるに如かず』と、からかわれるのが嫌だったから」という理由だったそうです。
まだ2名の雑学しか紹介していませんが、このほか363人分の内容が本書に掲載されています。本書に掲載されている「偉人ぽくないエピソード」をきっかけに、偉人たちを身近に感じてください。