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1.アンテナを張ると、不要なものがはじかれ、欲しいものや必要なものが入ってくるようになるため、仕事も人生もうまく回るようになる。
2.必要な情報を効率的に収集するためには、自分が詳しくない分野に明るい「マイ賢者」を頼ったり、「定点観測地」を決めて変化を見逃さないようにしたりするのが有効だ。
3.誰かを誘うときには、その人との「記念日」をきっかけにすること、お酒の場は苦手でランチを好むなどといった相手の「個人ルール」を尊重することが効果的である。
4.チャンスをつかむには、即断即決の習慣をつけたり、紙の手帳で先々のToDoを管理したりするのがよい。
スマートフォンが登場したことによって、私たちの周りには「情報」が氾濫するようになった。ここで言う「情報」には、「人」や「チャンス」も含まれる。方向を見定めることなく、こうした「情報」の海に飛び込んでいった結果、いつの間にか遭難してしまっている人も多いのではないだろうか。
本書は、そんな人のために書かれた本だ。著者の吉田将英氏は、社会人になったばかりの頃、将来への不安から、手当たり次第にビジネス書を読み漁っていた。しかし読んでも読んでも不安は消えず、次々に新刊が出ることから、漠然とした不安が消えることはなかったという。だが自分に合ったアンテナの張り方がわかり、必要な情報だけを効率的に収集できるようになると、その悩みは消えていったそうだ。
本書では、「アンテナ力」を高め、「情報」を集め、「人」とつながり、「チャンス」をつかむ方法が語られている。具体的な内容は要約の中で紹介したが、「『マイ賢者』を持つ」「『相手との記念日』に連絡を取る」「『小さな決断』を増やす」など、どれも今日から実践できるものばかりだ。
やるべきことに追われて情報の取捨選択ができていない人、人とのつながり方に悩んでいる人、チャンスをつかみたい人に強くおすすめしたい一冊である。新年度が始まってしばらく経った今、アンテナ力を磨いて心機一転、歩き出してみてはいかがだろうか。