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1.アルコールは身体の中に入った後、胃と小腸で吸収される。その割合は、胃がおよそ5%、小腸が95%だ。悪酔いを防ぐには、アルコールをいかに胃に留め、小腸へ送られる時間を引き延ばすかが鍵となる。
2.アルコールの胃での滞留時間を延ばすのに有効なのは「油」である。キャベツなどに含まれるビタミンUも胃の保護に役立つ。
3.健康を維持しながらお酒を飲むためには、適量な飲酒量、休肝日、食生活への留意、そして適度な運動が大切である。
「酒ジャーナリストが、酒好き医師に聞いた、酒の最高の飲み方」というコンセプトだからこそ実現した、お酒と上手につきあう方法が凝縮された指南書である。この一冊を完成させるため、著者がインタビューしたプロフェッショナルは25名にも及ぶ。
本書を読めば悪酔い対策や酒と病気の関係など、酒にまつわるあらゆる疑問が一気に解決するだろう。飲酒と健康についてだけでなく、飲み会の席で話したくなる内容も満載だ。たとえば「明日のために」と多くの人が手にするウコンが、知らず知らずのうちに体を痛めつけているかもしれないとは誰が予想できるだろう?
とくに興味深かったのがお酒の健康効果だ。たしかにお酒は体にとって毒である。しかし同時に健康効果を増進する成分も含まれているという。一部は要約にもまとめてあるので、楽しみに読み進めていただきたい。今後のお酒選びの参考にもなるはずだ。
「私はお酒を飲まないから関係ない」という人もいるかもしれない。しかしお酒は飲むだけがすべてではない。日本酒がいい例だ。お酒には美容用品としての活用法もある。こういう情報は知っておいて損はない。
コミュニケーションを円滑にし、人生に豊かさを与えるお酒。その一方で、死にいたるほど重篤な病を引き起こしかねないお酒。長く楽しくつきあいたいと願うのであれば、「最高の飲み方」を知らないわけにはいかない。