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1.ロジックにとらわれすぎてはいけない。ビジネスを動かすのは人間であり、人間は感情で動くものだ。右脳の領域である感覚や感情、直感、勘などを働かせると、ビジネスはスムーズに動き始める。
2.優れたビジネスパーソンほど、経験や直感にもとづく勘を上手に利用している。
3.右脳に関連した分野については、生まれつきの得手・不得手がある。だが経験や学習を重ねることで、後天的に鍛えることも可能だ。多くの勘を働かせ、経験を積み、質を高めていくことで、右脳は進化していく。
「なぜ、この提案が受け入れられないのか?」という疑問や不満を持ったことはないだろうか。ロジカル面ではまったく問題がない提案書なのに、受け入れられない。そんな時に働かせてほしいのが「右脳」である。ここでいう「右脳」とは、感覚・感情、直感、勘など、論理(ロジック)では説明できないひらめきや考えを指す。
著者の内田和成氏は、「世界の有力コンサルタント25人」(米コンサルティング・マガジン)に選出されたこともある実力者だ。本書ではその豊富な経験と独自の目線から、ロジカルシンキングだけだと必ず突き当たる壁の乗り越え方を提案している。
ビジネスを動かしているのはあくまでも人間だ。そして人間はロジックで動くとは限らない。どうしても感情や勘など、右脳的な要素が絡んでくる。しかも厄介なことに、それがロジックという仮面をかぶっていることも少なくない。
組織で働いていれば、ロジカルシンキングでは対応できない、不条理な経験をしたことがある人も多いだろう。「ビジネスに私情は不要」というのは幻想である。左脳だけでビジネスをすることはできないのだ。
ロジックは完璧なのになぜかうまくいかない、人が付いてこないなどの悩みを持っている人はぜひ本書を読んでみてほしい。ビジネスを自分の手で動かしたい人、必読の書である。