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4月から新しい環境で働き始めるビジネスマンに、ぜひ読んで試してみてほしい本があります。
それは『会議でスマートに見せる100の方法』(早川書房)です。
『会議でスマートに見せる100の方法』の著者は、過去にYAHOO!とGoogleで働き、現在はブロガー・作家として活躍するサラ・クーパーさん。世界有数のハイテク企業で“会議の達人”たちに学んだ「会議で賢く見せる裏ワザ」を本書で明らかにしています。
『会議でスマートに見せる100の方法』の特徴は、スマートに“なる”ではなく、あくまでも“見せる”方法が説かれていること。
準備不足のまま臨むことになった会議の発表を強引に乗り切る方法や、上の空で出席していた会議で存在感だけ残す方法など、100個のテクニックが公開されています。
それではさっそく『会議でスマートに見せる100の方法』のなかから、明日の会議ですぐ使えそうなテクニックを見てみましょう!
いきなり立ち上がってホワイトボードにベン図を描くと、議論の全体像を把握している人のように見えます。
何も言ってないに等しいですが(笑)、数字に強い人の雰囲気が出ますね。
「感情的になっているメンバーと違い、自分は冷静沈着である」というイメージが与えられるテクニックです。
プレゼンの発表者にプレッシャーを与えつつ、会議の重要人物感がにじみ出ます。
事前に何も考えていなかったときに使えるテクニックです。うまくいけば、自分がそのアイデアの発案者かのようなイメージを残すことができるかも。
トーク番組の大物司会者がやりそうなテクニックですね。たしかに会議を支配している感じがします。
寛大なイメージを出しつつ、答えたくない質問から逃げるうまい方法です。
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以上、『会議でスマートに見せる100の方法』から、明日の会議ですぐ使えそうな裏ワザを紹介しました。
「明日の会議ですぐ使えそう」と書いた直後になんですが、本書に掲載されたテクニックは、実際に使ったら微妙な空気になりそうなものが大半です(笑)。
人を若干イラっとさせる表情のイラストも相まって、シニカルなテイストで書かれた解説文は、読んでいて思わずニヤリとさせられます。『会議でスマートに見せる100の方法』は、ビジネス書の体をしていますが、その正体はビジネスブラックジョーク集なのかもしれません。
ただ、なかには「コレ、けっこう使えそうじゃないか?」と本気で思ってしまうテクニックも。すべてを冗談だと笑い飛ばせないのが、本書のおもしろいところです。
ちなみに、著者のサラ・クーパーさんは、なんとGoogleでマネージャーまで出世したそうです! しかし、本人曰く「本書の裏ワザを実践したため」、現在無期限の休養中だとのこと(笑)。
やはり実践するのは、かなり慎重になった方がよさそうです。