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「次女が作ったオリジナルことわざが、身につまされる。」
次女が作ったオリジナルことわざが、身につまされる。 pic.twitter.com/zzKmJZKVOv
— marie (@izakayamarichan) 2017年9月10日
Twitterに投稿されるやいなや大きな話題になった『自分ことわざじてん』が待望の書籍化を果たし、3月21日(木)にライツ社より発売されます。
『自分ことわざじてん』は、当時8歳(小学3年生)だったさくらこちゃんが、“夏休みの宿題の代わり”として勝手に書き始めたもの。
日記や作文を書くのが嫌だからといって、サボるのではなく“代わり”を用意しようと思いつくあたり賢い子だなと思うのですが、ことわざの内容も思わずうなってしまうものばかりです。
「てつだいが こうかいに かわる」
【意味】一回手つだったらたくさんやらされる。
【例え】小さい子とあそんだらまい日あそばされた。
「高級な けしょう品 一てきずつ」
【意味】いくら高くても、少しずつつかったらいみがない
【例え】母がこうきゅうなけしょう品を一てきずつ、つかっているのを見て(ぼくはいみがないな)と思った
結局夏休みの宿題を免れることはできなかったのですが、できばえに驚愕したお母さんが「おもしろいし腹は立つし、でもなんだか身につまされる」と思わずツイート。
才能に一目惚れした編集者がさくらこちゃんに連絡をとり、このたびの書籍化が決定しました。
さくらこちゃんはそれから1年半かけて100個以上のことわざを考え、挿絵も自ら担当。「運動会は親がじゃま」 「美よういんのかえりみち」 など、『自分ことわざじてん』にはわかりみの深いことわざが並びました。
「運動会は親がじゃま」
【意味】見てほしいが、いなくていい
【例え】運動会のことは記ろくにのこしてほしいが、いなくていい
「校長先生ぜっこうちょう」
【意味】いつもはしずかだけれど、とくいなことは、はりきる
【例え】くらい校長先生が、なわとびのときだけ、はりきる
「美よういんのかえりみち」
【意味】いきは楽しみなのに帰りはがっかり
【例え】かみをきりにいくのは楽しみ、かえりはなんかがっかり
また『自分ことわざじてん』の巻末には、おまけとしてさくらこちゃん発案の話題作「しにかた占い。」が掲載。
「アルファベットを選ぶと自分の死に方がわかる」という戦慄の占いで、「バンジージャンプのひもがながすぎてしぬ」「あしが長すぎてからまってしぬ」といったものから、「しなない」という逆につらい結果まで用意されています。
そして、あとがきで綴られたさくらこちゃんの感想がこちら。
わたしは、本当のことや、もうそうのこと、あるあるなどのたくさんのことわざをかいてみました。
ドッキリをしてつくったことわざや、ゆめにでてきたことわざなど、いろいろな方法でことわざをおもいついたのもとっても楽しくておもしろかったです。
つくっている途中に、文字をかくのがだんだんあきてきて、でもがんばったあとに大塚さん(編集者)とママとわたしで、いっぱいあそんで、あせをいっぱい流して、いっぱい笑ってたのしかったし、とってもいい思い出ができたのでよかったです。
なおすべてのことわざは、“本物の国語辞典”三省堂国語辞典を作っている飯間浩明さんの解説付き!
さくらこちゃんに触発されて、オリジナルことわざを考え始める子が増えそうです。
▼さきほど紹介した「校長先生ぜっこうちょう」の解説。
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