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野村総合研究所によれば「富裕層」の定義は「純金融資産1億円以上」。その定義から算出すると、実は日本の約2.5%が富裕層、つまり「日本人の約40人に1人はミリオネア」になることを知っていますか?
「そんなに多いの!?」と驚いてしまうくらい、意外と身近に存在する“億万長者”。そんな彼らと一般人との違いは、日々のちょっとした「習慣」にありました。
3月15日(金)に発売された『億万長者のすごい習慣』は、通販コンサルタントの岡崎太郎さんによる著書。自身も20代で通販事業を立ち上げ成功を収めた実業家です。
本書は、数多くの“億万長者”と知り合ってきた岡崎さんが、彼らに特徴的な「習慣」についてまとめ上げた一冊。今回は本書から3つの習慣をご紹介します。
岡崎さんが一番初めに取り上げている習慣が「超速で返信する」ことです。
LINE、FBやメール、携帯電話……“億万長者”は、何事においてもレスポンスが早いといいます。しかもその早さが尋常ではなく、早いときは0.1秒(!)、ほとんどが3分以内に返信がくるそうです。
その背景には、彼らの決断の早さや仕事の早さだけでなく、「時間がもつ価値はお金以上である」「相手を最大限尊重する」という共通の信念があります。
すなわち素早い返信は、仕事の速さをアピールできるのはもちろん、自分のスタンスを相手に伝え「信頼」を勝ち取ることに繋がるのです。
毎回3分以内は難しいかもしれませんが、なるべく早く返信するというのは挑戦しやすい習慣の一つではないでしょうか。
岡崎さん自身も毎朝6時に起床するそうですが、“億万長者”のほとんどが早起きだといいます。
仕事が終わらないから、夜遅くまで残業する。深夜に疲れ切って帰宅し、そのままバタンキュー。翌朝は出社時間ギリギリに起きて、頭がボーッとしたまま通勤電車にゆられて会社へ――。
こんなありさまでは、朝の時間を充実させるどころか、朝一番から仕事に身を入れることすら難しいでしょう。
(本書 P.87)
上記の文章に身に覚えのある人もいるのではないでしょうか。苦手な人も多い早起きですが、習慣化すると次のようなメリットがあるといいます。
・朝は脳にとってゴールデンタイム。インプットするには最高の時間
・早朝は誰にも邪魔されることなくサクサクと仕事が片付く
・朝を気分よく過ごすことで1日中をよい方向にコントロールできる
さらに、起きたらまずミネラルウォーターを飲む、ストレッチやランニングをするなど、朝のルーティンを決めるとより良いそう。朝の時間を有効活用できるだけでなく、心身の調子を整える効果もあります。
“億万長者”と一般人との「壁」とも思える早起き、始めるなら今です!
最後に紹介するのは、人間関係に関する習慣です。本来「ありがとう」という言葉は、プレゼントや気遣いなどをされた場合に受け身的に発生する「後出しのありがとう」が一般的。
ところが岡崎さんによれば、“億万長者”の場合は出会っていきなり「ありがとう」と、先出しの感謝が出てくるそうです。岡崎さんはこれを「先出し・ありがとう」とネーミングし、推奨しています。
これには「時間を作ってくれてありがとう」「このご縁にありがとう」という意味だけではなく、こんな意味があるのです。
それは、“近い将来、僕が「ありがとう」と心から感謝を伝えるほど、君は素敵なことをしてくれる”と確信しているのです。(中略)自分の未来が、素敵であると見通し、信じ切っているからこその当然の思考なのです。
(本書 P.121)
最近話題となったキーワードに「予祝」(起きていないことを予め祝うことでその未来を実現させる)というものがありますが、「先出し・ありがとう」にも同じような効果が期待できます。
「未来に良いことが起こると信じ切る」このマインドこそが“億万長者”に必要な習慣だといえそうです。
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以上、“億万長者”に特徴的な3つの習慣でした。
『億万長者のすごい習慣』には、このほかにも「徹底的にメモする」「10年以上の付き合いを大切にする」など、さまざまな習慣が紹介されています。
本書のポイントはあくまでも「素敵な“億万長者”」の習慣を紹介していること。お金をたくさん獲得できればいいわけではなく、誠実で魅力的な人間であることを大前提として「幸せな富」を掴む方法が書かれています。
ぜひ本書を読んで、彼らの思考や行動のクセを学んでみてください。