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  • 全世界でシリーズ150万部突破!見て、読んで楽しめる『世界で一番美しい化学反応図鑑』

    2019年02月24日
    知る・学ぶ
    日販 ほんのひきだし編集部「日販通信」担当
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    全世界で累計150万部、国内では累計30万部を突破している「元素3部作」シリーズ。『世界で一番美しい元素図鑑』『世界で一番美しい分子図鑑』に続く、最終巻のテーマは「化学反応」です。

    シリーズのコンセプトである美しい写真と軽妙な文章で、燃焼・爆発といった興味深い反応の数々をわかりやすく解説している本書。

    昨年9月の発売以来、自分で楽しむのはもちろん、プレゼントとしても人気のビジュアル図鑑について、編集を担当した創元社の橋本さんと販売担当の水口さんに、くわしくお話を伺いました。

    世界で一番美しい化学反応図鑑
    著者:セオドア・グレイ ニック・マン 若林文高 武井摩利
    発売日:2018年09月
    発行所:創元社
    価格:4,104円(税込)
    ISBNコード:9784422420080

     

    今回取材にご協力いただいた方

    (左から)
    創元社 営業本部 第一営業部 部長 東京支店長 水口大介さん
    同 編集局 出版企画部 アシスタントシニアエディター 橋本隆雄さん

     

    一瞬の化学反応が「世界で一番美しい」写真で見られる

    ――第3弾のテーマは「化学反応」ですが、今回もインパクトのある写真が目を引きますね。

    橋本 本書では火や光、爆発、水の沸騰から、光合成や植物の成長、塗料が乾くしくみまで、さまざまな現象を取り上げています。

    化学反応は瞬間的なものも多いのですが、タイトルにも「世界で一番美しい」とある通り、本書ではその一瞬を美しい写真で見ることができるのが特徴です。

    ――写真の背景がすべて黒なのも、反応の美しさを際立たせていますね。

    水口 黒をバックにした美しい写真は、本書の撮影を担当した写真家、ニック・マンさんの得意とするところなんです。今回は特に燃焼や爆発といった色鮮やかな反応が多いので、迫力あるビジュアルになっていますね。

    ▼金属塩やロウソク、花火などを取り上げ、さまざまな色の炎は元素の力によって出ることを解説。〈第4章「光と色の起源」より〉

    ▼「マジシャンがステージ上で燃やす紙は、なぜ炎とともに跡形もなく消えるのか」を化学反応式とともに解き明かします。〈第5章「退屈な章」より〉

     

    著者の実体験を盛り込んだ、ユーモラスな語り口が魅力

    ――著者のセオドア・グレイさんは、文章だけでなく、実験の様子やコミカルな写真でも登場されていますが、どのような方なのですか?

    橋本 著者は、ソフトウェア会社の創業者であり、サイエンスライター、元素の蒐集家でもあります。

    元素の蒐集に関しては、「周期表テーブル」(周期表の形をした机にすべての元素または関連物質を収めたもの)を制作し、2002年にイグノーベル賞の化学賞を受賞しました。

    そうした長年の研究の中から生まれたのが、第1弾の『世界で一番美しい元素図鑑』になります。

    ――人柄が伝わる、文章のおもしろさもシリーズの魅力ですね。本書を読むと、著者が幼少の頃から果敢に実験に取り組んできたことがわかります。

    橋本 そうですね(笑)。著者も、「あの時の自分を振り返ると胃が痛くなる」と書いていますが、「決してまねをしないでください」と注釈がつくようなエピソードについても触れられています。

    そんな、自身の子どもの頃からの実体験もたくさん盛り込みながら、語りかけるような、ユーモアを交えた文章で書かれているので、化学が苦手な人でもエッセイのように楽しく読めると好評をいただいています。

    ――本書では身近なものから本格的な実験まで、さまざまな反応が取り上げられていますね。

    橋本 「化学反応に出あえる場所」として、教室やキッチン、道路、体の中といった項目が挙げられています。そこで出あうにおい、音、体験も反応の結果だとわかると、身の周りにもこんなに化学が潜んでいるんだなということがよくわかりますよね。

    一方で、学校の理科の授業では目にできないような、かなり高レベルな実験も収録されています。そういった貴重な化学反応が、その瞬間を収めたアーティスティックな写真で見られるのも、本書ならではの魅力ですね。

    ――化学的な解説も充実しているので、自然とその仕組みに興味が湧きそうです。

    橋本 具体的な写真とともに、化学式が掲載されていて、反応の仕組みがイメージしやすくなっています。「エネルギー」や「エントロピー」といった化学反応を特徴づける概念についても触れられているので、化学ファンにも満足いただける内容だと思います。

    ▼右ページの写真は、マイナス195.79℃で沸騰する液体窒素の中に、著者が手を入れたところ。「なぜ凍らないのか」については本書を確認してみてください。〈第5章「退屈な章」より〉

     

    プレゼントとしても人気! 全3冊で化学の世界を楽しめる

    ――化学の初心者から本格的に勉強したい人まで、かなり幅広い層の読者が楽しめそうですね。

    水口 このシリーズは特に読者からの反響が大きくて、3歳から85歳までの、多くの方から読者ハガキが届いています。年齢、男女を問わず、思いのこもったコメントが寄せられていますし、SNSでも感想を発信してくださる方が多いですね。

    3歳の子は当然親御さんが与えてくださっているのでしょうが、10代の読者も多くて、早いうちからこのシリーズに触れてもらえるのはすごくうれしいです。

    ――当初からそのような読者層の広がりは予想されていましたか?

    水口 最初は理科や化学が好きな、30代~40代の男性がおもな読者層だと考えていました。『元素図鑑』はもともとアプリで発売されて話題となっていましたが、当時はさほどスマートフォンやタブレットが普及していなくて、そもそもアプリをいじっているのはまだ一部の人でした。

    しかし蓋を開けてみたら、当初思っていたよりもずっと幅広い層の方から注目していただけて。

    一番予想していなかったのが、「子どもや孫に読ませたい」というプレゼント需要でした。シリーズの刊行開始から8年が経っていますが、クリスマスや卒入学の時期を中心に、書店さんでもプレゼント用の本としてすっかり定着した感があります。

    ――具体的には、どんな感想が寄せられているのですか?

    橋本 「小学6年生でこのシリーズに出あって、高校生になったいまは化学の道を目指しています」などという感想をいただくと、本当にうれしいですね。

    ほかにも「このシリーズのおかげでリケジョになりました」という人や、「子どもに自分の仕事について、図鑑を見ながら教えることができる」という化学関係の方など、さまざまなコメントが寄せられています。

    水口 自分のために購入したという女性もたくさんいらして、「学生の時にこの本と出あいたかった」という反応は多いですね。

    ――お母さんが購入しているのではなく、ご自身で楽しまれているということですか?

    水口 私たちもプレゼントとして買ってくださっているのかなと思っていたら、返ってくるリアクションを見ていると、必ずしもそうではなくて。「学生の時にこの本があったら、理科を嫌いにならなかったのに」というハガキはすごく多いです。

    ――SNSなどを見ても、シリーズで楽しんでいる読者が多そうですね。

    橋本 このシリーズは3冊で化学の世界のおもしろさを描いています。

    元素が結合して分子となって、その分子が化学反応を起こして、また新たな物質になる。そうした一連の流れを見ることができるので、読者の方にはどの一冊からでもよいので手に取っていただき、化学の世界を楽しんでもらえたらうれしいですね。

    ▼第1弾、第2弾はこちら

    世界で一番美しい元素図鑑
    著者:セオドア・グレイ ニック・マン 若林文高 武井摩利
    発売日:2010年11月
    発行所:創元社
    価格:4,104円(税込)
    ISBNコード:9784422420042

    世界で一番美しい分子図鑑
    著者:セオドア・グレイ ニック・マン 若林文高 武井摩利
    発売日:2015年09月
    発行所:創元社
    価格:4,104円(税込)
    ISBNコード:9784422420066




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