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  • 橋本治が50のテーマで考えた“最後の時代診断”『思いつきで世界は進む』発売

    2019年02月07日
    知る・学ぶ
    ほんのひきだし編集部
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    橋本治が「遠い地平、低い視点」で時代を診た50考

    1月29日(火)に、突然の訃報が報じられた橋本治さん。

    博学多才として知られ、評論家・随筆家として活躍する一方、独自の文体で、小説や、『桃尻語訳 枕草子』をはじめとする古典文学の現代語訳や二次創作においても実績を残しました。

    このほど発売された『思いつきで世界は進む――「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと』は、著者による“最後の時代診断”となった一冊です。

    本書は、PR誌「ちくま」で2014年7月号から2018年8月号まで連載された巻頭随筆をまとめたもの。

    ここ数年、「日本も世界も『思いつき』で進んではいないか?」と警鐘を鳴らしつつ、「アナ雪と『ありのまま』」や「安倍とトランプ」など50のテーマについて、縦横無尽に論じた時評集となっています。

    思いつきで世界は進む
    著者:橋本治
    発売日:2019年02月
    発行所:筑摩書房
    価格:858円(税込)
    ISBNコード:9784480071965

    西城秀樹が死んだ。六十三歳だった――というニュースを聞いたら、朝丘雪路が死んだ、星由里子が死んだというニュースも続いて、テレビの『徹子の部屋』は追悼番組が立て続けになった。なんでこんなに人が死ぬんだろうと思ったら、平成三十年の五月は、平成が終わる「最後の一年」に突入した時期だった。今上天皇の退位はあらかじめ決まっていて、なんとなく平成は自動的に終わるもんだと思っていたけれど、人が立て続けに死んで行くニュースに接して、改めて「あ、一つの時代が終わるんだ」と思った。
    (中略)
    多分、人はどこかで自分が生きている時代と一体化している。

    〈『思いつきで世界は進む――「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと』収録「人が死ぬこと」より〉

     

    本書未収録回がwebで公開中

    本書には第50回までの連載が収められていますが、その後、第51回から第53回にかけては、自身の病気や入院生活、そして退院までのことを綴っていた橋本さん。

    現在「webちくま」では、本書未収録となるこの3回分と、最終回となった第54回が公開されています。

    ・第51回:闘病記、またしても
    ・第52回:なぜこんなに癌になる?
    ・第53回:窓からの眺め
    ・第54回:観光客が嫌いだ




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