'); }else{ document.write(''); } //-->
本日2月19日(火)、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019」の総合グランプリと各部門賞が発表されました。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は、“今読むべきビジネス書”を読者が投票して選ぶ、年に1度のランキング企画。
今年で第4回を迎える同賞は、「イノベーション」「マネジメント」「政治経済」「自己啓発」「リベラルアーツ」「ビジネス実務」の6部門を設置。ノミネートされた71冊から、一般読者の投票によって総合グランプリと各部門賞が選ばれました。
ちなみに昨年は、西野亮廣さんの『革命のファンファーレ』が総合グランプリを獲得しています。
・西野亮廣『革命のファンファーレ』が「読者が選ぶビジネス書グランプリ2018」総合グランプリに決定
・「ビジネス書グランプリ2018」受賞タイトルの著者・編集者によるトークセッションが開催
総合グランプリ、ならびに政治経済部門賞を獲得したのは『the four GAFA 四騎士が創り変えた世界』。
「GAFA」とは、世界で最も影響力があるといわれる4企業、Google、Apple、Facebook、Amazonの頭文字をとったもの。本書は、GAFAが創り変えた世界の姿と、経済的な繁栄をもたらした彼らがもつ“別の顔”、これから世界がどのように変わっていくのかを描いた一冊です。
いまや誰もが無関係ではいられなくなっているGAFA。我々が生きている世界、これからのビジネスを考えるための必読書と言えるでしょう。
イノベーション部門賞を獲得したのは、『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』です。
本書は、誰もが絶対に倒産すると言い切ったメガネチェーン「オンデーズ」を買収し、30歳という若さで社長になった田中修治さんが、数々の危機を乗り越えながら企業再生に取り組む姿を描いた、実話をもとにしたビジネス小説。
債務超過寸前まで陥りながらも何度も蘇る田中さんの姿は、まさにタイトルどおり不死鳥のよう。新しいことに挑戦することの難しさとおもしろさが、とてもリアルに描かれています。
マネジメント部門賞を獲得したのは、元マッキンゼー・コンサルタントのフレデリック・ラルーさんによる『ティール組織』です。
圧倒的な成果をあげる組織の事例研究から導かれた、従来のマネジメントとは異なる、新たな組織経営の手法が明かされた世界的ベストセラー。
600ページ近くある大ボリュームのビジネス書ですが、これからの組織づくりを考えるのに押さえておきたい一冊です。
自己啓発部門賞は、『前祝いの法則』が獲得しました。
未来に起こってほしいことを先に祝ってしまうことで、現実を引き寄せる「予祝(よしゅく)」。日本で古来から行なわれていたという「予祝」について、実際の成功事例を紹介しながら、そのコツが明かされています。
リベラルアーツ部門賞を獲得したのは、世界的ベストセラー『サピエンス全史』の続編『ホモ・デウス(上) テクノロジーとサピエンスの未来』。著者は、イスラエルの歴史学者であるユヴァル・ノア・ハラリさんです。
タイトルの「ホモ・デウス」とは、ラテン語で「神の人」という意味。前作『サピエンス全史』では、人類の“過去”を紐解いたハラリさんですが、今作では、バイオテクノロジー・AIといった新たな技術を手に入れ、神のような存在「ホモ・デウス」に進化しつつある人類の“未来”が描かれています。
ビジネス実務部門賞に選ばれたのは『1分で話せ 世界のトップが絶賛した大事なことだけシンプルに伝える技術』。
孫正義さんも認めた“プレゼンの達人”である、著者・伊藤羊一さんが、1分間で〈伝えて〉〈その気になってもらって〉〈動いてもらう〉ための極意を公開しています。
***
「読者が選ぶビジネス書グランプリ2019」で選ばれたビジネス書はいかがでしたか? 気になるタイトルがあったら、ぜひ手に取ってみてください。
なお2月19日(火)に開催された授賞式では、『破天荒フェニックス』の著者・田中修治さんのインタビューや、担当編集者のトークセッションも行なわれました。
その模様は、後日あらためて、ほんのひきだしにてご紹介します。
・「ビジネス書グランプリ2019」トークセッションに『破天荒フェニックス』著者・田中修治オンデーズ社長、『the four GAFA』『1分で話せ』の編集者が登壇