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  • 時速100kmのチーター、陸上競技で最強のはずが…… 動物の生態を“スポーツ解説風”に紹介した本が面白い!

    2019年01月28日
    知る・学ぶ
    日販 MD課 藤川
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    『ざんねんないきもの事典』『わけあって絶滅しました。』などのヒットによって、ますます注目が集まる“知られざる動物の生態”。

    そんななか、2020年の東京五輪開催を控えた今「もし動物たちが競技に出場したら……」という切り口の本が発売され、じわじわと売上を伸ばしています。

    タイトルは『すごいぜ!!動物スポーツ選手権』。著者は動物行動学の専門家・新宅広二さんです。

    すごいぜ!!動物スポーツ選手権
    著者:新宅広二
    発売日:2018年10月
    発行所:辰巳出版
    価格:1,058円(税込)
    ISBNコード:9784777821839

     

    動物の生態を“スポーツ解説風”に紹介

    この本の最大の見どころは、動物に対して「アスリートとしてのスペックの高さ」だけでなく、「で、それ本番でもできるの?」という視点も持っている点にあります。

    「はじめに」より

    人間におけるスポーツの最大の魅力は、「本番で練習通りの成果を出せるのか?」あるいは「練習以上のとんでもない記録を出せるのか?」というメンタルの部分にドラマがあること。それは、動物たちの世界でも同じです。
    チーターの時速120kmとか、カンガルーの跳躍12mといったスペックだけでなく、そういう力を“ここぞ”というときに出せるのかどうかが問題なのです。

    それらの野生動物の生態や動物心理、能力に基づいて、人間のスポーツという舞台を使い、選手の選考委員になった気分で、この架空のスポーツイベントに参加する動物たちを選定し、競技結果も遊び心を交えながら予測してみました。

     

    陸上競技の花形「100m走」の注目選手はチーター しかし……

    たとえば、走るのが速いことで有名な「チーター」。

    チーターの最高速度は時速120㎞以上。しかも加速力がすさまじく、走り出しからたった3秒で時速100kmに到達します。

    これは短距離走においては最強のスペック!

    しかし……

    コーチのコメント
    練習中は、いつもヒヤヒヤしているよ。骨が軽量化されていて、骨折しやすいんだ。

    そのうえ「ケンカに弱いので、よく獲物をハイエナに奪われている」「ヒョウのように木に獲物を持ち上げる筋力もないので、奪われる前にあわてて食べるしかなく、実は太りやすい」など、体作りの面で心配な点も。

    さらに……

    チーターが一度に走れるのは60秒ほど。スタミナのなさが弱点のようですが、時速100km出すことができるのなら100m走は余裕でしょう。実際にチーター選手は、3.07秒の世界記録を持っています。

    解説者のナマケモノとレッサーパンダも「ライバルは自分自身と言えますね」としつつ、「順当にいけば金メダルは間違いないでしょう」とコメントしています。

    ▼ほかの出場選手を見てみても、特に心配なさそう。

     

    結果はどうなった?

    フライングによって2本目を走ることになってしまい、バテバテに……。

    結果は銅メダルでした。残念!

    ちなみにヒトの最高記録は、2009年にウサイン・ボルト選手が残した記録(9秒58)。ヒトの場合は10秒を切るとトップランカーに仲間入りできるようです。

    このように『すごいぜ!!動物スポーツ選手権』では、

    動物としての特徴に基づいて

    ・各競技の注目選手
    ・その動物が注目選手とされる理由
    ・比較対象となるほかの出場者
    ・期待できる結果(予想)

    を解説し、「試合の模様」と「競技の結果」を漫画で伝えています。

    スポーツによっては、生存地域の違いなどから実際の動物園では実現できない共演を果たしている回もあり、白熱のバトルは大人が読んでもワクワクします。

    また動物たちがどんな記録を出したかとあわせて、はみだし情報として「ヒトの記録」も紹介されているので、動物だけでなくスポーツにも興味がわく一冊です。

     

    おなじみの動物「ニホンザル」は、フィギュアスケートの注目選手!

    ちなみに私たち日本人にとって身近な動物である「ニホンザル」は、ヒト以外の霊長類ではもっとも北の地域に生息する動物で、特に幼いニホンザルは氷の上で回転して遊ぶのが大好きだそう。

    ということで『すごいぜ!!動物スポーツ選手権』に、ニホンザルはフィギュアスケートの注目選手として登場します。

    ライバルは、優雅な舞に定評のあるハクチョウや、ヒマラヤ山脈をも飛び越えられる大ジャンプが期待されているアネハヅルなど。かわいいルックスが人気のジャイアントパンダも、「記録より記憶に残る演技をする!」と意気込みを見せています。

    さて、ニホンザルの競技結果やいかに!?

    続きはぜひ、本屋さんでお確かめください。

    『すごいぜ!!動物スポーツ選手権』では、計60競技に、約250種の動物たちが登場します。どんな動物が何の競技に出場するのかも、お楽しみに。

    「そもそも動物はスポーツを楽しむのか?」などのコラムも見どころです。




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