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2018年10月に行われた「第42回世界オセロ選手権」の無差別/ユース部門で11歳の男の子が史上最年少優勝し、話題になりました。
オセロはルールが単純明快で、誰でもすぐにおぼえることができるゲームです。しかし、それほど簡単なルールであるにもかかわらず、一生をかけても極めることが出来ないほどの奥深さがあります。
囲碁や将棋と同じように戦術があり、駆け引きがあり、運の要素が入り込まず、本当に強い人だけが勝てるゲームです。
ところがその「必勝法」はだれにもわからず、極めきれない難しさがあります。だからこそ、おもしろく飽きることがないのです。
実はオセロは、子どもの能力を伸ばすのにとても適したゲーム。ボード全体を視覚で捉えながら、手を動かし先の展開を読む作業をすることで、子どもの右脳が刺激され、集中力や記憶力、直感力が養われます。
さらに「こうしたら、次はこうなるのではないか」「ではどうしたらよいだろう」と考えることは、数学、物理、化学の勉強とも通じており、論理的な思考力が身につくことにも繋がるのです。
多くの人は暇つぶし感覚で行なっているゲームでありながら、奥深いおもしろさがあり、能力を伸ばす効果があるオセロ。「自分も強くなりたい」「子どもにオセロを教えてあげたい」という場合には、指南書を読むのが手っ取り早い方法です。
初心者の人に特におすすめなのがこちら、『マンガで覚える 図解 オセロの基本』。
監修は世界選手権優勝など国内外のメジャー大会を制した経験を持つ、滝沢雅樹九段です。
滝沢九段は新潟県内で小学校教諭を務めるかたわら、現役プレーヤーとして活躍。日本オセロ連盟の公認指導員として、オセロの指導にも携わっています。
本書の魅力は、マンガとイラストを使って、基本ルールから勝つための考え方やテクニックを楽しく学べるように解説してくれているというところ。
オセロ初心者の小学生の兄妹に対し、オセロの妖精であるモーナとセロがやってきて勝ち方を教えていくという形で進んでいきます。
勝つための理論や定石については、かなり詳しく解説がなされているのもうれしいポイント。
「隅をとる」しか知らなかったママ社員が、本書に掲載されている”手”を最初から最後まで勉強してみたところ、その戦術の多様さに驚いていました。小学生向けだからとあなどるべからず、内容は本格的です。
さらに本書を小学生の息子くんにあげたところ、子どもは頭が柔らかくすぐに吸収し、学校でも家でも負け知らずとのことです。
誰でも一度はやったことがあるオセロ。簡単に見えるゲームだからこそ、戦術を知っているのと知らないのとでは大きな差が生まれます。勝つための考え方をひとつ知っているだけで、勝率はぐんと高まりますよ。
ぜひ本書を読んでからチャレンジしてみてくださいね!