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「語彙力」に関する本がブームとなっている昨今。なかでも「大人の」と銘打たれたタイトルがベストセラーとなっているように、ビジネスやプライベートなどのさまざま場面で、その必要性を感じている人が多いのではないでしょうか。
9月21日(金)にKADOKAWAより発売された『大人の語彙力「言いまわし」大全』は、大人として必須の語彙を「無駄なく覚える」方法とその使い方を網羅した一冊。『語彙力こそが教養である』で語彙力ブームを巻き起こした一人、齋藤孝さんによる、“語彙力三部作”の第3弾です。
編集を担当した小川謙太郎さん(KADOKAWA ビジネス・生活文化局)によると、この『大人の語彙力「言いまわし」大全』を企画した背景には、“齋藤孝の担当編集者”であるがゆえの悩みがあったのだそう。
今回はその〈悩み〉と、齋藤孝さんによってもたらされた〈回答〉について文章を寄せていただきました。
齋藤先生にはこれまでに『語彙力こそが教養である』で語彙を多く持つことの大切さを、『大人の語彙力大全』で大人にとって必要な語彙をその成り立ちを含め解説いただきました。本書では、さらに語彙数を増やすとともに、「運用力=言葉を自在に使いこなす力」を身につけることを目指しています。
本書の特徴は、厳選した1,500以上の言葉の意味やポイントを説明するとともに、実際の会話で使う例文を挙げていることです。どんな場面・状況でその言葉を使うのかを知ることが、「言葉を自在に使いこなす」ことにつながります。本書で、語彙力の最終段階、「運用力」を身につけていきましょう。
……とここまで長々と書きましたが、本書を企画した背景には、私自身の悩みの解決がありました。実は私が一番気を使うのが、本書の著者である齋藤先生とのメールでのやり取りです。
ある書籍の中で「仕事の力量があるかないかということ以前に、稚拙な表現や思慮の浅そうな表現をしていれば、社会人としてのレベルを低く見積もられてしまいます」とお書きになっており、それ以降、先生とのやり取りは緊張します(もちろん、先生はとても温和でお優しいので多少の文章の乱れがあっても笑って許してくださると思いますが)。
そこで「餅は餅屋」ということで、私が普段、どう表現すべきか迷うような場面での「言いまわし」を先生に直接お伺いしようと企画し、本書で全てにご回答いただいたのです。
今後、先生にゲラチェックをお願いする場合、本文中にある例文どおり、
「はなはだ急なお願いとは存じますが、事情をご賢察の上、期日までにご回答くださいますようお願い申し上げます」
とお伝えするようにします。先生、「大人の言いまわし」をご教示いただき、ありがとうございました!
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KADOKAWA ビジネス・生活文化局 ビジネス編集課 小川謙太郎
はじめに
1章 大人なら知っておきたい「二字」語彙
2章 ビジネスで使える、知性が輝く「三字」語彙
3章 「この人できる!」と思われるための「カタカナ」語彙
4章 上手に使うと評価が上がる「四字熟語」
5章 きちんと知っている?「新聞」に出てくる語彙
6章 ここで差が付く「同音異義」語彙
おわりに