'); }else{ document.write(''); } //-->
意識していないとやりがちなのが、子どもの行動を先回りしてしまうこと。大人がやったほうが早いから、子どもがやると失敗するからといって先回りしてしまうと、子どもの成長する機会が奪われてしまいます。
失敗は、自分の頭を使って問題を解決するためのトレーニング。自分で誤りに気づいた子どもは、どこが違ったのか見つけるために後戻りをして、どうすれば成功するか自分で考え、経験を積んでいきます。
大人は子どもの失敗を否定してはいけませんし、また子どもの先回りをして失敗を回避させるようなこともしてはいけません。
新しいことを成し遂げるためには失敗がつきもの。子どものうちにたくさん失敗して解決策を考えることで、失敗を恐れない粘り強さを身につけることができるのです。
自分のことを勝手に誰かに決められるのが好きな人はいないように、子どもも自分のことは自分で決めたいと願っています。
2歳を過ぎたら、なるべく自分で決めさせるようにしましょう。はじめは2択でもかまいません。自分で好きなものを選べば「自分の持ち物」として認識しますし、愛着が湧きます。さらに「自分の選択に責任を持つ」という態度にも繋がっていきます。
自分で選択する習慣は、主体的な子どもに育つ第1歩。小さいうちから慣れておくことが大切です。
子どもが「できたよ!」と嬉しそうに言ったとき、必要なのは「上手にできたかどうか」というよりも「やったね!」という共感だといいます。
子どもの達成感に大人が共感することは、「あなたが頑張っているのをいつも応援していますよ」というメッセージを送ること。子どもがこのメッセージをしっかり受け止めたとき、「自信」が芽生えていくのです。
「褒めて伸ばす」ということを繰り返すと、注目や称賛が行動の目的になってしまうことも考えられます。子どもの「やり遂げた」という気持ちに寄り添うことで、次の「やりたい」に繋げ、自主性を伸ばしていくことができます。
藤井聡太棋士は、強烈な負けず嫌いゆえに試合に負けて大泣きすることもあり、寝る時間以外はいつもパソコンやスマートフォンで対局をしていたそう。お母さんは「子どもが何かに集中しているときには極力邪魔をしないようにしよう」と決めていたといいます。
単にネット配信などを見ているだけだと受け取ってしまったら、今の藤井棋士は生まれなかったかもしれません。もちろん健康を害さないように何らかのルールは決めていたかもしれませんが、彼が集中して将棋に取り組んでいることの重要性を理解していたのです。
モンテッソーリ・メソッドは、目の前の子どもの感覚を重視し、それを最大限サポートする教育方法。
本書にはより詳細な解説が収録されており、その方法について理解を深めることができます。興味を持った方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。