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皆さんはお店や病院、企業オフィスなどで、こんな募金箱を見かけたことはありますか?
これは公益財団法人日本盲導犬協会が募集している、盲導犬育成のための募金です。
厚生労働省の調査によると、日本ではたらく盲導犬は全国に941頭(平成30年度7月「身体障害者補助犬実働頭数」より)。身体障害のある方の補助をする犬としては介助犬や聴導犬よりもかなり数が多いので、ご存じの方も多いと思います。
それでは、盲導犬がどのように誕生し、生後どれくらいでデビューするかは知っていますか?
盲導犬は盲導犬繁殖犬の親から生まれ、母犬や兄弟と2か月ほど暮らしたあと、「パピウォーカー」と呼ばれるボランティアの方々もとへ預けられ、約10か月家族の一員として暮らします。このときいろんな場所へ出かけたり、いろんな種類の音を聞いたりしながら、人間社会や家庭でのルールを学び、人間に対する親しみ・信頼感を築くのです。
ちなみに盲導犬の名前は、パピウォーカーの方が決めるのだそう。兄弟犬には、同じアルファベットで始まる名前がつけられます。
それから訓練センターで盲導犬としての訓練を受け、適性が認められれば、盲導犬としてデビューします。
【誕生】盲導犬繁殖犬の親から生まれる
【生後2か月まで】母犬・兄弟と暮らす【1歳まで】パピウォーカーのもとで暮らす
【約半年~1年】訓練センターで盲導犬の訓練をし、適性が認められれば盲導犬としてデビューする
【2歳ごろ~10歳】補助が必要な人のパートナーとして活躍する【10歳以降】引退し、家庭犬として余生をのんびり過ごす
盲導犬になれるのは訓練犬の3~4割といわれ、盲導犬にならなかった犬は、PR犬として広報を担当したり、ペットとして一般家庭へ引き取られたりと、性格にあわせてキャリアチェンジするそうです。
一方、盲導犬の補助を必要とする方たちの多くは、最初のパートナーが引退したあとも、2頭目・3頭目の盲導犬と歩くことを望んでいます。
ただし、1頭の盲導犬がデビューするまでにはたくさんの人の力と時間が必要。冒頭で紹介した募金は、そのための財源となるのです。
盲導犬育成の支援にはさまざまな方法もありますが、盲導犬たちの成長・活躍をもっとも身近に感じられる方法の一つとして「盲導犬チャリティーカレンダー」があります。
実はこの記事でここまでに掲載してきた盲導犬の写真は、すべて「盲導犬チャリティーカレンダー」のもの。
盲導犬候補として生まれた子犬の姿や、成長し、盲導犬として活躍する姿などがプロカメラマンによって撮り下ろされており、かわいらしい姿に元気をもらえることはもちろん、気軽に寄付に参加できること、また子どもにもわかりやすく盲導犬の知識を伝えられることから、長年好評を得ています。
今年は定番の壁掛けタイプに加え、卓上タイプの制作も決定。壁掛けタイプには、オリジナルクリアファイルもついてきます。
「盲導犬チャリティーカレンダー “Message”」は、10月下旬より全国の書店およびインターネットサイトで販売予定(※現在予約受付中)。カレンダーの売上金額の一部が、日本盲導犬協会に寄付されます。
例年秋ごろから続々と発売されるカレンダー。今年は盲導犬チャリティーカレンダーで、盲導犬の育成を応援してみませんか?
「盲導犬チャリティーカレンダー2019」について(※法人向けお問い合わせ窓口)
・盲導犬カレンダー事務局(日本出版販売 商品開発部仕入課内)
・Tel.03-3233-4087