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7月6日(金)に死刑が執行された、オウム真理教元代表の麻原彰晃(本名・松本智津夫)をはじめとする7名の死刑囚。
そのうちの一人である中川智正との“対話”によって書かれた本が、7月26日(木)にKADOKAWAより刊行されることがわかった。
書名は『サリン事件死刑囚 中川智正との対話』。著者のアンソニー・トゥーは、コロラド州立大学の名誉教授で、松本サリン事件・東京地下鉄サリン事件解明のきっかけを作った毒性学の専門家である。
彼は中川智正との15回におよぶ面談によって事件の内容を明らかにし、「死刑執行されたら出版してください」という中川との約束にもとづいて、このたび本書を緊急出版することとなった。
本書は第1章「サリン事件解決に協力する」から始まり、オウム真理教がテロを起こすまでの事実整理や、中川という人物と獄中生活について書かれているだけでなく、同日に死刑執行された遠藤誠一と土谷正実について、また上九一色村や被害者の現在についても触れている。
第1章 サリン事件解決に協力する
第2章 オウムのテロへの道のり
第3章 中川死刑囚との面会
第4章 中川死刑囚の獄中での生活
第5章 オウムの生物兵器の責任者、遠藤誠一
第6章 オウムの化学兵器の中心人物、土谷正実
第7章 麻原の主治医、中川智正
第8章 3人の逃走犯
第9章 中川死刑囚が語るオウム信者の人物像
第10章 上九一色村とサリン被害者の現在
第11章 オウム事件から学ぶ、将来への備え
第12章 中川氏最後のアクティビティ(カドカワストアより)
坂本弁護士一家殺害事件の実行犯、またオウム真理教で麻原彰晃の“主治医”であり、教団による凶悪事件のほとんどに関わった中川智正。
なお7月18日(水)発売の「現代化学」2018年8月号(東京化学同人)に、中川の遺稿「オウム死刑囚が見た金正男氏殺害事件 VXを素手で扱った実行犯はなぜ無事だったのか?」が掲載されることも決定しており、こちらも世間の関心を集めている。