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夢眠:私は夢眠書店を開店することを目標にこの連載をやっているんですが、開店した時に置くおすすめの本を教えてください!
大矢:ねむさんがどんな本屋を開きたいかにもよりますが、いろんな人が、いろんな目線からそれぞれに感想を言いたくなるような本が面白いかなと思います。なのであえて私からは、『星の王子さま』をおすすめしてみようかなと。
夢眠:『星の王子さま』! 好きです!
大矢:『星の王子さま』はブームが落ち着いてからも読んでいる方がたくさんいますし、人生に教訓を与えてくれる本でもありますよね。おそらくねむさんが何かを語りだしたくなるような文章もあるでしょうから、「ここに感動した」というものを世の中に広めていただくといいかなと思って、推薦しました。
夢眠:すごく王道だけど、選んでくださった理由もすばらしい………。POP難しそう~~! いや、でも頑張ります!
▼ねむちゃん、頑張って書いてくれました! 渾身のPOPはこちらです。
――ちなみに大矢さんからの逆リクエストもあるそうなんですよ。
大矢:ぜひおすすめの本を教えてください。最近読んだ本とか、影響を受けた本がもしありましたら。
夢眠:やっぱり『まろやかな狂気』ですけど、それ以外で言うと……『星の王子さま』のアンサーみたいになっちゃいますが、『モモ』ですね。
大矢:そうなんですね。
夢眠:ミヒャエル・エンデがめちゃくちゃ好きで。『星の王子さま』もそうですけど、読む度に得るものがあるんです。読んだ後は「よし、頑張って生きていくぞ」と思うんですけど、時間が経つとやっぱり忘れちゃう。だから読み返さなくちゃだめな瞬間があって、繰り返し読むべき本という意味では、『モモ』は今の自分にとっても読んだほうがいいと思います。すごく大事な本です。
大矢:ありがとうございます。私にとっても、読み直すきっかけになりました。
夢眠:今日は本当にありがとうございました!
感想
紀伊國屋書店新宿本店さん、といえば、あの!天下のっ!というのが私のイメージ。買う予定がなくふらりと立ち寄っても、出るときには両手に紙袋をさげている……なんてことも(笑)。品ぞろえが素晴らしく、ついついたくさん買ってしまう魅力的な本屋さんなのです。
見本になるべき”本店”だからこその苦労や努力があり、ここまで大きい規模の店舗だとさすがにガチガチにルールが決まってるのかな?と思いきや、店員さんひとりひとりの個性が活かせる余白もある、柔軟なところも。SNSの使い方も、家にいながら本屋さんに足を運びたくなる内容で……学ぶことがたっぷり。
本当にお世話になりました! また、お買い物しにいきまーす!!
▼最後に『まろやかな狂気』のPOPも。今よりもさらに多くの人が手に取ってくれますように……。
第15話はこれでおしまい。足を運ぶとついたくさん買ってしまう老舗書店の秘密や、書店員に必要な視点、実際のお仕事など、幅広く深く教えてもらうことができました。
夢眠書店開店に向け、着実にレベルアップしているねむちゃん。さて、次はどんなことを学ぶのでしょうか? お楽しみに!!