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全ての人とまともに取り合うから人付き合いに疲れちゃうんだよ。尊敬の念を持って接して来ない奴に尊敬の念を払う必要はないし、相手に情熱がないなら自分も情熱かけて何かしてやる義理はない。温度差が疲れの原因だよ。その点ダンベルはいい。40kgのダンベルは40kgの力で持ち上げるしかない。
— Testosterone (@badassceo) 2017年5月28日
なんという力強い言葉(パワーワード)……。
皆さんはこのつぶやきの主、Testosterone(テストステロン)さんをご存知でしょうか?
Testosteroneさんは「筋トレとプロテインでこの世の99%の問題は解決する」「筋トレと栄養学を義務教育に組み込め」と主張する、謎のマッチョ社長です。そもそも「Testosterone」 はホルモンの一種で男性にとって重要な役割を持っているらしいので、お名前にも納得。
まずはTestosteroneさんを知らない方のために、現在明かされている数少ないプロフィールをご紹介してみます。
・1988年生まれで、現在20代。
・学生時代に米国へ留学し、筋トレに出会って40kgのダイエットに成功。なんと110kgから70kgに!
・大学時代は総合格闘技に打ち込み、トッププロ選手と生活を共にして最先端のトレーニング理論とスポーツ栄養学を学んだ(かなり本格的にされていたようです)。
・現在は、アジアのとある大都市で社長として働いている。つまり本業は社長。
筋肉のことばかりつぶやいている変わった人……ではなく、日本を豊かで健康な国にするべく、社長業と並行して「筋トレと正しい栄養学の知識」を普及させる活動を精力的に行っており、現在はプロトレーナーが完全無料でトレーニングプログラムを公開するWebサービス「DIET GENIUS」や、その姉妹サイトであるアスリートのためのWebメディア「STRONG GENIUS」を運営しています。
今回ご紹介する『筋トレが最強のソリューションである』は、そんなTestosteroneさんの初めての著書。今やフォロワー18万人以上を誇るTwitterアカウントで日々発信している情報を、「メンタル」「ダイエット」「自分」「仕事」「恋愛」といった悩みに合わせて分類した、読みやすくポジティブな気持ちになれる自己啓発書です。
1冊通して「筋トレ最高! 万能! とにかく筋トレしろ!」という内容なので最初は戸惑うかもしれませんが、読み進めるうちに、笑いながらも「うーん、なるほど」と納得してしまうほどのパワーがあります。
2016年1月の発売から約1年半で、現在14刷・10万部と着実に売れている本書。今回は、発行元であるユーキャンの髙野さんと、発売元である自由国民社の矢次さんにお話を伺いました。
(左から)
ユーキャン 学び出版部 第1編集課 係長 髙野聡さん
自由国民社 営業部販売課 課長 矢次行多さん
――まずは、『筋トレが最強のソリューションである』が生まれたきっかけを教えてください。
髙野:前任の編集担当が著者のツイートに出会い、「これほどまでに人の心を動かすつぶやきがあるだろうか! なんてすごい詩人なんだ!」と衝撃を受けたそうです。連絡先や身元がわかるような情報がなかったため、Twitterで直接連絡をとったことから企画が始まりました。
――この本のコンセプトは何でしょうか?
矢次:当時、ビジネス書のコーナーにもダイエット系の本が出始めていて、読者のニーズもありました。コンセプトは「筋トレ系自己啓発書」。筋トレ本ではなくて、あくまで自己啓発書として企画しました。
▼前任の編集担当が衝撃を受けたというツイート(筆者は4番が大好きです)
自信が無い人は筋トレをして下さい。
1.身体がカッコ良くなる
2.異性にモテる
3.テストステロンというホルモンが溢れて気分上々
4.上司も取引先もいざとなれば力づくで葬れると思うと得られる謎の全能感
5.恋人に裏切られてもバーベルがいるという安心感
以上の理由から自信が付きます— Testosterone (@badassceo) 2015年6月1日
――著者のTestosteroneさんは、どんな方ですか?
髙野:SNSや著書に載っている情報以外、詳細は公開NGなんです。ただ唯一お教えできるとすれば、マッチョ社長の名の通り「とにかくでかい」。1日にいくつもツイートしているので、どうしてそんなにネタがあるのだろうと不思議に思っているのですが、彼いわく「筋トレしていると自然とわき出てくる」そうです。創作意欲ですら、筋トレから生まれるのだとか。
――やっぱり変わった方ですね。『筋トレが最強のソリューションである』やツイートを拝見して、かなりストイックな方なんだなという印象を持っていますが、実際はいかがでしょう?
髙野:これは当時の編集担当のエピソードですが、初めての顔合わせにあたって、メールで「高たんぱく質・低脂肪・ノー炭水化物のお店でお願いします。減量中なのでお酒も飲めません。刺身やサラダのある居酒屋や、肉と温野菜が食べられるお店であれば嬉しいです」と要望が届いてびっくりしたそうです。それと同時に、「いや、それは店というより頼むもの次第では?」とも思ったそうですが……(笑)。
――(笑)。
髙野:都内の創作和食ダイニングのお店でお会いしたそうですが、やはりお酒は一切召し上がらなかったとのことです。帰りに「僕が今まで飲んだ中で最高においしいやつをあげますよ」と言ってお土産にくれたのが、海外製のプロテイン粉末だったというオチまでついています(笑)。