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先日、秋山徳蔵さんのエッセイを読み終えました。秋山徳蔵さんとは明治~昭和時代の料理人で、現在放送中のTBSテレビ60周年特別企画「天皇の料理番」の主人公・秋山篤蔵(フィクションも入るため名前が少し違います)のモデルとなった人です。 明治時代にフランスで修行し、天皇の料理番にまで上り詰めました。
エッセイを読むと、坊主に憧れて仏門に入るものの破門されたり、料理長秘伝のレシピを盗んでクビになりかけたりと、秋山さんはかなり個性的で面白い方でした。何より天皇にどのような料理をお出ししていたかという献立は興味深かったです。普段お召しになるものや晩餐会、戦時中の工夫など、知らないことだらけでした。
最初は「天皇は一体何を食べているのか?」という質問には一切答えなかったそうですが、 「金の箸で物を食べている」などの噂が流れる中、認識を改めてもらいたいと思い公開に踏み切ったそうです。天皇と料理人たちの食に対する思いや献立は奥深く、自分たちの食生活を見直すきっかけになりました。
料理人たちの熱い思いを、皆さんもぜひ「味わって」みてはいかがでしょうか。