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「夢眠書店開店日記」第14話での取材先は、ねむちゃんも愛読している雑誌「オレンジページ」の編集部。前回に引き続き試作用のキッチンを拝見しながら、試作へのこだわりや、「オレンジページ」の特集内容などについてお話を伺います。
今回の対談相手
上杉真由美 株式会社オレンジページ
出版事業本部 オレンジページ編集部 料理・美容担当 アシスタントマネジャー
2008年にオレンジページに入社し、4年間広告営業を経験した後、2012年よりオレンジページ編集部へ異動。お肉と甘いものが好きだからか、肉の特集とバレンタインスイーツの特集をよく担当している。
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夢眠ねむ(以下、夢眠):キッチン周り、他にも見ていいですか? 一見家庭のキッチンみたいだけど、レンジやオーブンが何台もあったりして面白いです。
上杉真由美(以下、上杉):レシピによっては、各種メーカーのものをすべて使って試作したりするんですよ。機種によって性格があったりするので、加熱の時間に大きな差がないかもチェックします。トースターもヒーターとの距離が違いますし、電化製品を扱うメニューの時は結構気を付けていますね。
夢眠:へえ~、おもしろーい!!
夢眠:実際に雑誌に使う写真も、ここで撮るんですか?
上杉:試作用のキッチンはあくまで試作のためだけに使います。実際の写真は料理家の先生のお家やスタジオで撮ってますね。
鈴木善行(以下、鈴木):ねむさん、せっかくなので試作したものを召し上がってみませんか?
上杉:このおでんは、「TODAY’S COOKING」というオレンジページの巻末にあるコーナーに載るものです。「定番おかず」の〈基本のおでん〉ですね。
夢眠:えっ、いいんですか!? わーーい! おでん大好きです!
鈴木:「TODAY’S COOKING」は好評のコーナーで、このカタログが好きで買ってくださっているという方も多いんですよ。
夢眠:私、ページ綴じの近くにある「切ってください」ってやつがすごく好きで。好きなものを集めて「自分の一冊」にできる感じがいいですよね。
上杉:定番のおかずって、「今更聞けない」っていうところがありませんか? 本当はあの時食べたああいう味のチャーハンが食べたいけど、どう作ったらいいかレシピが分からないとか。
夢眠:確かにそうかも。それにエビチリとか、ついつい「素(もと)」を使っちゃうけど、実は結構簡単だったりするんですよね~。カレーとかも自分であれこれ考えるより、箱の裏に書いてある通りに作ったほうがおいしかったりするし……。
上杉:あっ、おでんが温まりましたよ。
夢眠:いただきまーす!
夢眠:おいしーい!! いい基本のおかずです……。
上杉:よかったです!
夢眠:でも、あれ……? あー、やっぱり! お箸が違う!!(笑)
上杉:わあ! すみません!
鈴木:お箸が違うって、編集部あるあるだよね。たくさんあるから対を見つけるのが難しい……。
夢眠:じゃあ派手なお箸送りますよ! 編集長のには銀文字で「編集長」と彫ってあるやつを!
鈴木:そんなそんな……ありがとうございます(笑)。
夢眠:そういえば雑誌って、毎号特集がありますよね。他の雑誌にも「○○特集の号は売れる」っていうのがあるそうなんですが、「オレンジページ」では何の特集が人気ですか?
上杉:それはですね……
夢眠:あーー! 待ってください! 私の予想を発表します!! えっと……豚バラ!
上杉:うーん……。
夢眠:えっ、違うんですか!? ひき肉、ひき肉!
上杉:お肉じゃないんですよね~……。
夢眠:えっ、野菜ですか!? ナス!
上杉:おおー、正解です! もう一つありますよ。これも野菜です。
夢眠:白菜!
上杉:残念! ヒントは「地味だけど、嫌いな人があまりいない野菜」です。
夢眠:難しい~! 大根! 玉ねぎ!!
鈴木:おっ、近づいてきました。常備菜で、玉ねぎとよく一緒に置いてある……
夢眠:じゃがいも!
上杉:正解です! 「オレンジページ」では、ナスとじゃがいもが2トップなんです。基本的に旬の時に特集を組むので、ナスなら夏、じゃがいもなら秋という感じで、年に1度は必ず登場します。
おいしいおでんに大満足のねむちゃん。しっかり味がしみていて、試作はばっちり成功していたようです。次回はキッチンから場所を移して、「オレンジページ」の企画や、雑誌ができていく過程について詳しく教えていただきます。お楽しみに!