• fluct

  • 夢眠書店開店日記 第14話:ねむちゃんも愛読!30年以上愛される雑誌作りの現場に潜入①

    2016年12月17日
    知る・学ぶ
    アイドルBOOKS
    Pocket

    夢眠:フラットに味を見るのって難しそう……。好みが入ることはあるんですか? むしろ逆に、編集長好みに作っていくことにしているとか。

    鈴木:フラットに見るようにはしていますが、やっぱり多少は違いが出ますよね。前編集長はガッツリしたものが好きだったので、僕になってからは全体的に若干ヘルシーになっているかもしれません。

    夢眠:そうなんですね~。でも最近は健康志向の方も多いから、ヘルシーなのが喜ばれる時代かも。

     

    試作って、何のためにするの?

    %e3%81%ad%e3%82%80%e3%83%bb%e3%81%bb%e3%82%93%e3%81%ae%e3%81%b2%e3%81%8d%e3%81%a0%e3%81%97-10th_0131c

    夢眠:試作って、どの段階でするんですか?

    上杉:レシピ原稿を書いてから責了(印刷する前の最終チェック)するまでの間ですね。レシピは料理家の方に作っていただいているんですが、それと照らし合わせながら実際に作って「どんな人でもこのレシピでちゃんと作れるか」を確認するんです。もし不備があるまま掲載されると、味がきちんと再現できないので……。

    夢眠:主婦の目は厳しいですからね!

    上杉:試作は細かいところまでかなり徹底していて、例えばにんじんを幅5ミリの半月切りにする時には、定規を使ってちゃんと5ミリ測るんですよ。

    夢眠:えーー!

    上杉:レシピに「にんじんを5分煮る」って書いてあったとして、「5ミリの半月切りにしたにんじんが、ちゃんと5分で煮えるのか」を試作でチェックするんです。

    夢眠:そうか! お料理初心者の方も読みますもんね。

    上杉:そうなんです。慣れていらっしゃる方なら「さっと煮」という言葉だけで分かるかもしれないんですけど、初心者の方は「それって何分なの!?」ということになっちゃうので。

    夢眠:全品試作するって、誠意の表れですよね。私も料理の本を出しているんですけど、実際に作る時は調味料を加えるのでも「ひと回し」とか「ちろちろ」とか、結構感覚に頼ってるかも。でも1人前作るか4人前作るかだけでも、分量が違いますもんね。

    %e3%81%ad%e3%82%80%e3%83%bb%e3%81%bb%e3%82%93%e3%81%ae%e3%81%b2%e3%81%8d%e3%81%a0%e3%81%97-10th_0134c

    上杉:あとは、料理家の先生がすごくいいお醤油とかお砂糖とかを使ってらっしゃる場合、一般的な市販のものを同じ量使うと味が違うときもあるんです。試作すればその段階で「撮影の時と違うな」って気付けるので、やっぱり試作は大切なんですよね。

    夢眠:そっかー! 調味料だけじゃなくてじゃがいも一つとっても、メークインときたあかりじゃ粘りが全然違いますもんね。試作はそういうズレをなくすためにも必要なんだ。

    上杉:あとは「特殊な食材を使わない」というところも気を付けています。都心の大きなスーパーマーケットには売っていても、地方では手に入らないということがよくあるんですよね。でも「オレンジページ」の読者は全国にいらっしゃるので。

    夢眠:確かに! 私も地方出身なので経験あります。雑誌で読んで「スイートチリソースって何だろう!?」って思ってました。

    1 2 3
    タグ
    Pocket

  • GoogleAd:SP記事下

  • GoogleAd:007

  • ページの先頭に戻る