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漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣さんによる、”レールからハミ出す人のためのビジネス書”『魔法のコンパス 道なき道の歩き方』が売れ行き好調です。
『魔法のコンパス』が発売されたのは、8月12日。その後重版を繰り返し、そのたびに売上を伸ばして現在5刷・10万部を突破しています。
西野亮廣さんは1999年に梶原雄太さんと漫才コンビ「キングコング」を結成し、フジテレビ系「はねるのトびら」のMCとして活躍、M-1グランプリでもたびたび決勝進出を果たしているお笑い芸人です。しかしその後、独学で絵画の腕を磨いて絵本を制作したり、小説を執筆したり、そのほかにもソロトークライブや舞台脚本の執筆、海外での個展・ライブ活動、そして学校や街づくりの企画など、さまざまな分野に活動の幅を広げています。
西野さんが絵本作家「にしのあきひろ」としてデビューしたのは、2009年1月のこと。デビュー作のタイトルは『Dr.インクの星空キネマ』です。その後『ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス』や、タモリさん原案による『オルゴールワールド』を制作・出版し、最近では今年10月に4冊目となる『えんとつ町のプペル』が発売されました。
また2010年5月には小説『グッド・コマーシャル』、2013年8月にはエッセイ『嫌われ西野、ニューヨークへ行く』が発売されていますが、ビジネス書を執筆したのは今回発売された『魔法のコンパス』が初めてです。
そんな西野さんは、歯に衣着せぬ物言いからたびたび炎上を起こし、物議を醸すことも少なくありません。冒頭でご紹介した『魔法のコンパス』においても、出版社の主婦と生活社と一悶着あったようです。
『魔法のコンパス』を出版した【主婦と生活社】がアホすぎる(キングコング西野オフィシャルダイアリー)
http://lineblog.me/nishino/archives/6979925.html
なかなか挑戦的なタイトルですが、このエントリーで西野さんは「初版が即品切れたのは出してみなければ分からないところがあるからいいとしても、2刷目以降も品切れ状態が続いたのが許せない」というような発言をしています。
さらに、ニコ生チャンネル「会議を見せるテレビ第19回」で行われた絵本作家・のぶみさんとの対談においても「(増刷の部数が少ないことに対して)本当せこいと思って。ムカついて。それでなんか、いいことのように言うのが、また腹立つんですよ」「売り切れってことは、そんだけの人をがっかりさせているってことだから」と出版社に対する不満を発言。「(今度出演する)アメトーク終わりに売り切れになんかなろうものなら、もう主婦と生活社と縁を切る」とまで宣言しており、なんともハラハラさせられます※。
※ログミー「キンコン西野『今度売り切れたら出版社と縁を切る』ビジネス本『魔法のコンパス』欠品への怒り」より
西野さんが出演する「アメトーーク!」の放送回は、10月20日(木)「スゴイんだぞ!西野さん」。西野さんの他に、東野幸治さん、博多大吉さん、NON STYLE石田さん、ウーマンラッシュアワー村本さん、ドランクドラゴン鈴木さんが出演します。番組HPには『魔法のコンパス』のページを開く東野さんの周りでゲストメンバーが爆笑している写真が掲載されており、よく見ると番組の背景セットにはさまざまな表情をした西野さんの写真が散りばめられています。
企画タイトルだけを見ると西野さんを持ち上げる内容のように受け取れますが、これらのことを考えるとどうも血なまぐさい予感がしますね……。
〉「アメトーーク!」10月20日(木)スゴイんだぞ!西野さん
http://www.tv-asahi.co.jp/ametalk/lineup/0181/
西野さんから「絶縁ライン」を宣言された主婦と生活社は、「アメトーーク!」放送決定に際し、どのような対応を取ったのでしょうか? 下のグラフをご覧ください(黄色が売上、水色が書店店頭の在庫を示しています/日販 オープンネットワークWIN調べ)。
……めちゃくちゃ刷ってる!
現在は書店店頭にも、しっかり『魔法のコンパス』が並んでいる状態のようです。主婦と生活社さん、西野さんの挑発に乗って大きく勝負に出ましたね。
もしこれで「アメトーーク!」放送終了後に売上が跳ねたら、西野さんの発言は正しかったことになります。西野さんはビッグマウスに終わるのか、それともしっかり実績を残すのか? 10月20日放送の「アメトーーク!」を見て、その結果を見届けましょう!