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出版社から仕入れた本を、書店に届ける出版流通の仕事。もちろん夢眠書店が開店したら、ねむちゃんが仕入れた本たちもここを通って届きます。今回は第13話最終回。夢眠書店についてアドバイスをいただきますが、最後に思わぬ展開を迎えます。結末を楽しみに、ぜひ最後までご覧ください。
今回の対談相手
関野民男 日本出版販売 王子流通センター所長(写真左)
1977年に日本出版販売に入社し、物流部門を経験した後、本社にて書籍の仕入れ部門に勤務。6年前に王子流通センターへ異動し、在庫管理部門を経て、2016年4月より王子流通センター所長を務めている。
市原真也 同 流通計画室 流通計画グループ グループリーダー(写真右)
1991年に日本出版販売入社、王子流通センターにて物流システムの企画、立案や改善プロジェクトを担当している。
夢眠ねむ(以下、夢眠):私は「夢眠書店」という本屋さんをやるためにこの連載をやってるんですが、夢眠書店をやる時はどんなことに気をつけたらいいですか? とりあえず、データ発注は徹底します(笑)。
市原真也(以下、市原):ありがとうございます(笑)。
関野民男(以下、関野):他でもよく言われていることですけど、今日お話しして、あらためて「夢眠書店は個性のある書店にしてほしいな」と思いました。どんな本を選ぶかはお任せしますので(笑)、われわれはそれにきちんと流通面でお応えしたいなと思います。
夢眠:心強いです! まずはラインナップを、私のセンスで頑張ります!
―「夢眠書店開店日記」では、取材先の方に本を紹介していただいてねむちゃんがPOPをつけているんですが、今回はどれにしましょうか?
夢眠:『紙つなげ!』がいいな~。これ読むと意識変わりますよね、本当に。
関野:ぜひ!
夢眠:あと、差し支えなければ最近買った本や愛読書なども教えていただけると(笑)。
関野:最近買ったのは、『だるまさんが』と『じゃあじゃあびりびり』ですね。孫のために買ったんですが、これは日本出版販売の販売企画と仕入の担当が「絵本ナビ」さんに協力していただいて作った、「いくつのえほん」という絵本ガイドから選んだんです。
夢眠:対象年齢ごとにおすすめの絵本が紹介されてる! これは絵本を選ぶときの助けになりますね。
関野:今読んでいるのは……『天才』ですね。ねむさんはもう読みましたか?
夢眠:まだ読んでないです! ……あれ? ここに押してるハンコは何ですか?
関野:これは「会社の在庫ではない」という印です。王子流通センターには大量の本があるので外から持ち込んだものと区別しているんですよ。なので、通勤中に読んでいる本にはだいたい付いています(笑)。
夢眠:それって、出版流通の物流現場ならではですよね!
関野:よろしければ、記念に差し上げますよ。
夢眠:えっ、いいんですか!? わーい! じゃあせっかくなので、隣にサインください!
関野:えっ!? 私のですか?
一同:(笑)
夢眠:お願いします~!
夢眠:やったあ! ありがとうございます!
関野:それでは、POPの完成を楽しみにしています。
夢眠:今日は本当に楽しかったです。貴重なお話をありがとうございました!
▼そして完成したねむちゃん直筆POPがこちらです!!
感想
「流通センターすごいよ!」という噂をずっと聞いていたんですが、本当にすごかった!! いたるところに本・本・本。かなり幸せな空間!!(笑)
本屋でバイトしていた時によく触れていた発注した本が詰まった段ボールがあるのですが、種類によって人間やロボットによって振り分けられていたとは……。簡単にネットで発注できる本も便利だけど、本屋さんの進化だってすごい! さまざまな発明のおかげで、私たちはちゃんと本を手にできているのだなぁ……。
「ここから本が届く」ということを体感したねむちゃん。便利になっていくサービスについても、今回の対談でより深く学ぶことができました。本に関わる人たちは、これまで取材させていただいた方々のほかにもまだまだいますよ。次回をお楽しみに!