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  • これから目指したい組織像に向けて役立つ実践的な変革メソッド!『だから僕たちは、組織を変えていける』【総合3.8】

    2023年02月12日
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    だから僕たちは、組織を変えていける
    著者:斉藤徹
    発売日:2021年12月
    発行所:クロスメディア・パブリッシング
    価格:2,068円(税込)
    ISBNコード:9784295406259

     

    『だから僕たちは、組織を変えていける』の要点

    1.知識社会の人間的でクリエイティブな組織をつくるための変革は、関係の質→思考の質→行動の質→結果の質→関係の質の「成功循環モデル」が基本になる。ポイントは関係の質からスタートすることだ。

    2.「関係の質」を高めるためのベースが「心理的安全性」である。そして、組織のなかでメンバーが自然体の自分、素の自分をとりもどし、「ホールネス」を発揮することが重要となる。

    3.組織変革の核心は、自らが起点となり、仲間を増やしていくことだ。

     

    『だから僕たちは、組織を変えていける』レビュー

    情報革命によって私たちの社会は工業社会から知識社会へとシフトした。しかし、はたして企業などの組織は知識社会という新しいパラダイムに適応したものになっているだろうか。

    例えば数値目標のような計画をとりあげる。著者のいう知識社会にふさわしい組織像の1つ「学習する組織」では、計画は「実行されるべきもの」ではなく「絶え間ない環境変化を知覚する、学習のためのアンテナ」を捉え直すことだという。「予算の達成」よりも「予算との差異からの学び」に注目すべきだというのだ。もしあなたの組織が依然として「予算必達」を掲げ、実質的に数字にばかり振り回されているとすれば、新しいパラダイムに移行できていないといえる。

    では新しいパラダイムに応じて組織を変革するためにはどうすればいいのか? それが本書のテーマであり、「たったひとり」でも変革の一歩を踏み出せるというのが著者の主張である。幹となるのは「関係の質」から始まる「成功循環モデル」だ。本書では、このモデルを土台にさまざまな組織開発の理論やメソッドが、実践者に寄り添った構成と図解で紹介されていく。そこには、志ある人にひとつでも多くの武器を与えたいという著者の熱量が感じられる。

    日本企業の多くでは、PDCAやKPIに偏った組織運営が幅を利かせている。この慣性にあらがい、組織の原理を「統制」から「自走」へと変えていくのは容易ではないだろう。それでも本書を読めば、希望を見出し、理想の組織・チームづくりへの一歩を踏み出せるはずだ。

    『だから僕たちは、組織を変えていける』のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

    『だから僕たちは、組織を変えていける』が気になる方におすすめ

    だから僕たちは、組織を変えていけるワークブック
    著者:斉藤徹
    発売日:2022年12月
    発行所:クロスメディア・パブリッシング
    価格:1,848円(税込)
    ISBNコード:9784295407768

     


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