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1.やってきたことに一貫性がないからといって、信念がないわけではない。自分の人生に作戦名をつける作業を通して、自分の中に眠っている一貫性を見出そう。
2.9マス思考法を使って「過去」「現在」「未来」の「行動」と、それに関わる「きっかけ」「学び」を書き出すと、自分の軸が見つかりやすくなる。
3.作戦名のネーミングにおいては、「単語型」「台詞型」「書名型」の3つの型を使って案を出し、しっくりくるものを選ぶとよい。
「世界は誰かの仕事でできている。」「バイトするなら、タウンワーク。」のコピーを聞いたことがない人はいないだろう。いずれも本書の著者、コピーライターである梅田悟司氏の作品だ。
梅田氏は本書において「自分の人生に作戦名をつけること」を提案している。自分の生きざまに名前をつけることで、人生のオーナーシップを持てるようになるからだ。
本書を特に勧めたいのは、「やりたいことが見つからない」と悩んでいる人や「キャリアに一貫性がなく、アピールポイントもない」とモヤモヤしている人である。著者自身、これまでの行動に一貫性がないと悩んでいたが、作戦名をつける作業を通して自分の信念が浮き彫りになり、人生が変わったという。
作戦名をつける作業は「振り返る・思いを馳せる→再整理する→結晶化する」の3つのステップで進んでいく。過去・現在・未来の自分のきっかけ・行動・学びを書き出し、整理し、名前をつけるという流れである。難しく聞こえるかもしれないが、まずは本書に掲載されている著者の例を見てほしい。きっとワクワクし、自分の人生にも作戦名が欲しいと思うだろう。
「言葉はその人の思考そのものであり、認識である。認識としての言葉の解像度が高まれば、その分だけ自分が行う活動の解像度も高まることになる」と梅田氏は言う。自分を見つめ直したい、何か行動したいという思いがあるなら、本書を読んで自分の作戦名を考えることから始めてみてはいかがだろうか。