'); }else{ document.write(''); } //-->
1.三流はなんとなく聞き、二流は「自分」に意識を向けて聞き、一流は第二ポジションで聞く。相手の話を聞くときは、自分のことを考えるのではなく、相手に意識を向けよう。
2.意見を言うとき、三流は相手より先に言い、二流は相手と同時に言い、一流は常に後出しをする。相手のニーズを聞いてから、要望に合わせた提案を口にするのが一流だ。
3.三流は話泥棒をし、二流は質問をして、一流はオウム返しして待つ。相手が話している間は、言いたいことがあってもグッとこらえるべきだ。
聞き上手は誰からも好かれるし、仕事もうまくいく――。これは誰もが認識していることだろう。では、具体的に何をすれば聞き上手になれるのだろう? この疑問に答えてくれるのが本書である。
著者は『すごい雑談力』や『何を話せばいいのかわからない人のための雑談のルール』など、雑談や話し方、聞き方のベストセラーで知られる松橋良紀氏だ。松橋氏自身、売れない営業担当者だったが、聞き方を学んだことで人生が一変。たった1カ月で、全国450人中トップの成績を叩き出したという。
そんな松橋氏はいま、悩める人々に、聞き方などのスキルを教えている。教え子たちからは「部下との関係が変わった」「全国6位の営業成績をあげられるようになった」「友達が1人から300人になった」など、多くの喜びの声が届いているそうだ。
本書には、数々の人たちの人生を変えた「聞き方」のメソッドがぎゅっと詰まっている。松橋氏は本書の冒頭で「この本を出版することで、今までの受講者のみなさんには激怒されるかもしれません。なぜなら、数万円から数十万円頂く講座の内容を紹介してしまっているからです」と語っているほどだ。
「自分はちゃんと聞けていると思う」「聞き方の本はこれまでたくさん読んできた」という人も、パラパラと目次をめくってみてほしい。どの項目も「三流は〇〇をする、二流は△△をする、一流は××をする」という形式で書かれており、「えっ!?」と驚くものがいくつもあるはずだ。自分が“聞き方の一流”ではないと気づけたら、「聞き上手」への一歩を踏み出したも同然である。