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1.「人を見る目」は後天的に身につけられる。「人を見る目」を鍛えれば、所属組織がより良いものになるだけでなく、自分自身の幸せにもつながる。
2.「人を見る目」を発揮すべきは、「優秀で無害な人」と「優秀で有害な人」を見抜くシーンだ。
3.面接やパートナー選びでは、相手の内面を「4つの階層」で捉えるとよい。地上1階が「経験・知識・スキル」、地下1階が「コンピテンシー」、地下2階が「ポテンシャル」、そして地下3階が「ソース・オブ・エナジー」だ。
「人を見る目に自信がある」と言い切れる人は決して多くないだろう。学校や新人研修などでノウハウを教えてもらえるものではないし、テストなどでレベルを測ることもできないからだ。
それにもかかわらず、「人を見る目」は社運や人生を左右する。優秀そうな人が面接に来てくれたが、採用して大丈夫か。好意を寄せている相手がいるが、この人と一緒にいて幸せになれるだろうか――。公私問わず、人を見抜く力がなければ痛い目を見るシーンは多々ある。
あなたが「人を見る力」を身につけたいなら、本書を強くおすすめする。著者の小野壮彦氏は、かつて世界最高峰の外資系ヘッドハンティング会社にて、100社以上、5000人超のエグゼクティブ人材を見てきた「トップマネジメントの目利き」だ。本書では、そんな著者が確立した「人を見抜き、見立てる」ノウハウが惜しげもなく明かされる。
考えてみてほしい。エグゼクティブ人材のヘッドハンターは、決して失敗の許されない職業である。「あなたの会社のトップにふさわしい人物だと思いましたが、全然ダメでしたね。実績は豊富だったのですが……」などということは絶対にあってはならない。そんな世界で生き抜いてきた著者のノウハウを知りたくない人はいないだろう。
本書を読めば、ビジネスはもちろん、友人づくりやパートナー選びにも生きる知恵が得られる。素敵な人を見逃がしたり、距離をとるべき人と親しくしたりしたくないなら、これ以上ない一冊である。