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  • スマホやPCにより出来上がった「オンライン脳」は危険性大!オンライン社会と脳の上手な付き合い方【総合3.7】

    2022年12月03日
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    オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題
    著者:川島隆太
    発売日:2022年08月
    発行所:アスコム
    価格:1,397円(税込)
    ISBNコード:9784776212348

     

    『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』の要点

    1.オンラインコミュニケーションが可能にするのは「情報伝達」だけであり、対面コミュニケーションで生じる同期といった脳の活動は見られない。

    2.子どもの学習についての調査では、「スマホが原因で、結果的に学力が低下する」「スマホを始めると成績が下がり、スマホを手放すと成績が上がる」という事実が分かっている。

    3.大人の脳の調査でも、スマホを頻繁に使う人ほど、感情のコントロールが難しくなったり、うつ状態になりやすかったりすることが分かっている。

     

    『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』レビュー

    新型コロナウイルスパンデミック下で、オンラインはこれまで以上に身近なものになった。リモートワーク、オンライン授業、ライブ配信など、ビジネスでも教育でも娯楽でも、オンラインは生活の至るところに入り込んでいる。

    要約者は、そのどれもが、なんとなく本来のあり方とは違うような気がしつつ、ギリギリ成立しているような気もしていた。本書を読むと、「本来のあり方とは違う」という気持ちは、脳が感じる違和感から来ていたのだと気づかされる。

    本書では、オンラインにどっぷり浸かることで脳が受ける影響について、様々な実験結果・調査結果を交えて紹介されている。また、はっきりとしたメカニズムは解明されていないものの、日常と切り離せなくなったスマートフォン使用が、脳にダメージを与えている様子が伺える。普段の無自覚な使用が、気がつかないうちに脳にダメージを与えているとは衝撃的だ。子どもの学習とデジタル機器使用に関する調査も記載されており、子育て世代にとっては特に重要な情報といえそうだ。

    オンラインは確実にわたしたちの生活を便利にしてくれている。しかし、何でもオンラインですますことはできない。かと言って、すべてをオフラインに戻すことも現実的ではない。オンラインの危険性を自覚し、賢く使いこなすことが肝要だ。そのためのヒントを与えてくれる本書は、ビジネスパーソンに一度は読んでいただきたい一冊だ。

    『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』のもっと詳しい要約はこちらで公開中! 〉〉

     

    『オンライン脳 東北大学の緊急実験からわかった危険な大問題』が気になる方におすすめ

    最強脳
    著者:アンデシュ・ハンセン 久山葉子
    発売日:2021年11月
    発行所:新潮社
    価格:990円(税込)
    ISBNコード:9784106109300

     


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