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1.これからの営業においては、新規開拓よりもファンづくりを優先しよう。1人のお客さまが商品やサービスを買い続けてくれ、そこから新しいお客様に広がっていく状態を目指す。そのためには、契約後のアフターフォローが欠かせない。
2.「ファンベース」は、ファンの幸せを大切にしながら、中長期的に売上や価値を上げていくという考え方だ。「イイトコロを伸ばす」「機能価値+情緒価値」「支持基盤を固める」の3つを実践しよう。
3.お客さまのわくわくを持続させてYESを引き出すには「ムービートーク」が有効だ。
これからの時代は「ファンづくり」が欠かせない――。そう聞くと「ファンなんて、芸能人やインフルエンサーにつくものであって、自分には関係ない」と思う人もいるかもしれないが、それは誤解である。本書の「ファンづくり」メソッドは営業や販売、マーケティング、コミュニティマネジメントなど、幅広い分野に役立つものだ。
本書の著者は言わずと知れた営業パーソン、和田裕美氏だ。和田氏は、過去に所属していた外資系教育会社の営業担当者として日本でトップ、世界142カ国中第2位の成績を収めている。
そんな輝かしい経歴を知ると、積極的な新規開拓や強引なクロージングを想像する人もいるだろう。だが実際はその逆で、著者は「妙に威圧感のある『the営業』タイプは苦手です」と語っている。相手の幸せを思って行動していくうちに自然とファンが増え、売上が上がっていく。その結果、テレアポなどの新規開拓で心をすり減らす必要はなくなるというのが本書の主旨だ。
なぜこれからの時代は「ファンづくり」が大切なのか。どうすればファンがつくれるのか。ファンのために何ができるのか――。本書を読めば、「ファンなんて、芸能人やインフルエンサーだけのものだろう」と思っていた人も、ファンづくりの大切さに気づくはずだ。そして、楽しみながら大きな成果が得られるようになるだろう。激動の時代を健康的に生き抜くために、ぜひ読んでほしい一冊である。