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1.大失敗をしてしまった時は、逃げることで自分を守ろう。失敗を見つめるのは、時間が経ち、前向きなエネルギーが貯まってからでいい。
2.大失敗を回避するためには、誰かの失敗談を聞き、自分が同じように失敗するシーンをリアルに想像するのが有効だ。
3.挫折から立ち直る時にこそ、体験的知識を獲得できる。自分の頭で考え、未知の課題に対処できる力を身につけるために、安全を確保した状態でどんどん失敗すべきだ。
「自分は劣っている」「自分は人より頭が悪い」。こんな感情に駆られ、自己否定ばかりしてしまっていないだろうか。もしそうなら、それは脳の癖が問題になっているそうだ。脳を正しく使っていれば、脳は自己肯定感を強化するように働いてくれる。にもかかわらず、自己肯定感の低さで悩んでいるとしたら、脳本来の働きを抑え込んでいる可能性が高い。
本書は、脳内科医として1万人の脳画像を見た著者が、自律的な自己肯定感の本質とその育て方を解説した一冊である。読み進めるにつれ、本来の自分を客観視し、自己肯定感を高めるステップが理解できる。具体的には、ありのままの自分を受け入れられる「すごい自己肯定感」の効果、自己否定を追い出す方法、自己肯定感を高める習慣などだ。
現代のような競争社会においては、お金、地位、肩書きといった他者評価に依存した自己肯定感を持つ傾向にある。しかし、他者評価に依存した自己肯定感は崩れやすい。これだけでは自分らしい生き方を見つけることが難しくなってしまう。
本書を読み、自己肯定感を高める習慣を実践していけば、他者評価に依存するのではなく、自分の価値観や基準にあった「すごい自己肯定感」をはぐくむことができる。本書を通じて、自分なりの価値基準を発見していただきたい。より充実した人生を歩みたい方におすすめの一冊だ。