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1.仕事をひとりで抱え込むと、チームの仕事を停滞させかねない。「仕事ができる人こそ、ひとりで抱え込まない」という考え方にシフトしよう。
2.ヘルプシーキングは、自分以上に、チームのためになる。周囲との連携や協力によって、ひとりでやる以上の成果が期待でき、自分もチームも成長できる。
3.難易度の高い「考えながら進める企画系業務」は、ひとりで進めてはならない。作成途中の企画書を見てもらう、壁打ち相手になってもらうなどして、周囲の助けを借りよう。
仕事中に「お子さんが熱を出したから迎えに来てください」と保育園から突然の電話。今日中に作成しなければならない資料があり、明日の会議の準備も残っている。こんなとき、あなたはどう対応するだろう?
急なことに頭は真っ白。仕事は今さら引き継げないし、上司に「できません」とも言いづらい。「徹夜で資料を仕上げて、明日早めに出社して会議の準備をしよう」となんとか気持ちを立て直し、平謝りしながら会社を出る――。おそらくこんな具合だろう。
さて、この仕事のやり方は「持続可能」だろうか。人生100年時代、仕事をしながら歩む期間は長ければ50年近くに及ぶ。その間にはさまざまなライフイベントがあるだろうし、自分の健康状態が万全でないこともあるだろう。そんなに長い間、気力・根性・長時間労働に頼って働くのは危険だし、成果も上がりにくいはずだ。
本書で紹介される「ヘルプシーキング」は、「ひとりで抱え込まず、周囲に助けを求める技術・考え方」というビジネススキルである。ヘルプシーキングを実践すると、自分のため以上にチームのためになり、チームとしてのパフォーマンスが劇的に上がるという。本書では、ヘルプシーキングの重要性から実践法、メンバーを助けるコツまで、幅広く語られている。
とはいえ、「できないと思われたくない」「迷惑をかけたくない」などと、助けを求めることに抵抗感を持つ人も少なくないだろう。本書は、その考えを変えてくれるはずだ。ぜひ、自分も周りもハッピーになるヘルプシーキングを学び、実践してほしい。