'); }else{ document.write(''); } //-->
1.生きるためには、苦労という「縁」が必要だ。そのことを理解できれば、ネガティブな感情は減っていく。
2.奇跡的な縁が集まったのが「いま」「ここ」だ。それを意識することで、「いま」や「ここ」がより輝き始め、幸せを感じられるようになる。
3.「また会いたい」と思ってもらうには、相手との縁をつなげておく必要がある。そのためには、相手と別れるときに「ご一緒できてうれしかったです」などと気持ちを伝えるようにしたいものだ。
4.余計な仕事をするのは、自分というきれいな花火を打ち上げるための導火線に火をつけるようなものだ。その火がジリジリと燃え、数年、数十年後にきれいな花火になるかもしれない。
数々のベストセラーを世に送り出してきた密蔵院住職、名取芳彦師の新作が登場した。今回のテーマは「ご縁」。人生、人間関係、仕事、そしてお金について、「ご縁」という切り口で教えを授けてくれる一冊である。
「縁」というと、運と似たものをイメージする方も多いだろう。しかし本書によると、「運」と「縁」は似て非なるものだ。運は自分でどうすることもできない。その一方で、ご縁は、自分でつくったり、引き寄せたり、強くしたり弱くしたりすることができるのだと著者はいう。本書を読めば、縁を大切にすべき理由に納得し、良い縁をたぐり寄せようという気持ちが強くなるに違いない。
最近ヘコみがちな方や疲れている方、「苦労してばかりだ」「どうして私だけ?」「友人・知人との縁が続かなくてさみしい」などとモヤモヤ悩んでいる方には、ぜひ本書を手に取ってほしい。「縁を意識して大事にする人は、人間関係がスムーズにいくようになります」「“余計な”仕事をするのは、自分というきれいな花火を打ち上げるための導火線に火をつけるようなものだ」などといった著者の名言に、ほっと心がゆるむこと請け合いだ。そして、気持ちをリセットし、前向きな気持ちで人生の道を歩んでいけるだろう。