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1.日々の行動習慣と貯蓄の効率性は密接に結びついている。
2.無駄な消費を控えるには、その買い物が「ニーズ」か「ウォンツ」かを見極めるべきだ。
3.お金が貯まるか貯まらないかは、収入ではなく、お金に対する意識の高さが関係している。お金を貯めるためには目的を明確にし、意識して家計管理をする必要がある。
4.家計改善の方法は「収入を増やす」「支出を減らす」「運用する(投資する)」の3つである。投資は必ずすべきものではないが、投資をしないリスクがあることも知っておくべきだ。
急激な物価高やインフレに見舞われ、お金に対する不安はますます高まっている。将来への備えのため、投資や副業を始めようとしている人もいるだろう。もちろんそれも対策の一つだが、ごく身近なことにも「お金が貯まるヒント」は隠されている。
ファイナンシャルプランナーの著者によると、「日々の小さな行動習慣」と「貯蓄の効率性」は密接に結びついているという。四半世紀にわたって数多くの「お金の相談」を受けてきた経験から、「きちんと貯蓄ができている家庭は、部屋がきれいに片付いている」ということを確信した。これは「モノを適切な量に減らして一定の枠に収める」という「片付け」と、「貯蓄」の行動・思考原理の類似性によるものと推測。他にも、「仕事帰りのデパ地下スイーツが楽しみ」「気がつけばタンスの中は同じ服ばかり」など、無意識にとっている行動にも「貯まらない」理由はあるようだ。本書では誰もがやりがちな行動習慣に目を向け、身近なところから「貯まる体質」をつくるヒントを多数紹介している。
また、投資に興味はあるが「やるべきかどうか」を迷っている人も多いだろう。著者は「個人の状況と判断による」としつつも、「投資をしないデメリット」についても丁寧に解説。投資を煽ることも過度なリスクを叫ぶこともないため、フラットな気持ちで聞き入れることができる。
本書は「お金を貯めたいけど、何から手をつけていいのかわからない」「難しい理屈や専門用語はハードルが高い」という金融初心者にとって、最適な「はじめの一冊」となることだろう。