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1.真の情報力を得るには、読むべきものを選別する必要がある。
2.優れた書籍は1冊の中で「アウトライン→視点→全体像」という流れを用意してくれるため、物事の全体像を知るうえで良質なガイド役になる。
3.さまざまなものを読んで知識や視点を獲得し、そのテーマについての概念を掴む。概念を集めて世界観をスケッチし、自分のための知肉を育てる。それが「読むこと」の最終的な目標である。
あなたが今朝スマートフォンで記事を読んだとしよう。どうしてその記事を選んだのだろうか。なんとなく目に飛び込んできたからと答える人が多いかもしれない。だが、情報があふれるなかでスピーディーに成果を出すことが求められる現代においては、そうした「なんとなく」の選別では心もとない。読むべき情報と読むに値しない情報を正しく選り分ける必要があるといえる。
著者・佐々木俊尚氏は毎日およそ1000本に及ぶ記事の見出しに目を通し、「読むべき記事」を毎朝Twitterで呟いている。それを10年以上ほぼ休むことなく続けているというから驚きだ。現在佐々木氏のTwitterのフォロワー数は約78万人であり、情報収集・アウトプットの達人といえる。そんな佐々木氏が実践する、スマホ時代にふさわしい「新しい読み方」を体系的に紹介したのが本書だ。読み進めるうちに、大量の記事や書籍を効率的に自らの「知力」に変えていく道筋が見えるだろう。
自分には集中力がないとため息をついた方も案ずることなかれ。いまのスマホ時代では5分しか集中力が続かないという。その前提に立った、集中力のいらないインプット・アウトプット術が解説されている。
ビジネスパーソンの多くは、日々社会情勢や業界内外のトレンドを知り、業務に活かすことが求められている。本書を通読し、いま一度情報との付き合い方を見直してみてはいかがだろうか。「読む」という行為に新たな視点と高い視座を与えてくれるはずだ。