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1.日々の生活習慣を変え、病気のリスクを下げるには、信用に足るエビデンスに基づく正しい医学知識を参照することが重要である。
2.睡眠は、質より時間を十分にとることが重要である。健康を維持し、生産性を落とさないためには、1日7時間以上の睡眠が望ましい。
3. 健康に悪い食品は、赤い肉と加工肉、白い炭水化物、バターなどの飽和脂肪酸の3つである。また健康に良い食品は、魚、野菜と果物、茶色い炭水化物、オリーブオイル、ナッツ類の5つである。
読者のみなさんは、健康情報をどういった媒体で得ているだろうか。日頃から接するテレビやネットといったメディアには、睡眠のとり方から健康にいい食べ物まで、あらゆる健康情報が取り上げられている。あまりの情報の多さや、矛盾する内容などに、一体どれを信じてよいのか迷うのは、一要約者だけではないはずだ。
そういった、「健康に関心はあるけれどもすべての情報を精査する時間はない」という読者に朗報である。本書は、巷にあふれる情報の中から信頼に足るエビデンスを持つ情報だけを精査したものだ。メディアの情報には、まだ発見されたばかりで信頼性が乏しいものから、長年の研究の結果、複数の調査でその効果が保証されているものまで、さまざまなものがある。著者は本書をまとめるにあたり、その情報の確かさに徹底的にこだわったという。信頼できる機関の調査であるだけではなく、第三者による査読もされている、より信頼性が高い情報が詰まっている。
健康な生活は、お金では買えない。ゆえに、日々の小さな積み重ねが重要なのである。せっかく健康に気をつけると決心したなら、効果があいまいなものではなく、保証されている手法で行いたいものだ。本書が手元にあれば、日々変化する健康情報に惑わされることなく、これまでの研究で効果が保証されている情報をもとに、確実に効果がある行動を選ぶことができるだろう。賢明な読者には、是非お勧めしたい一冊である。