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2月15日(火)、「読者が選ぶビジネス書グランプリ2022」の総合グランプリと各部門賞が発表されました。
「読者が選ぶビジネス書グランプリ」は”今読むべきビジネス書”を一般読者が投票して選ぶ企画で、今年で7回目を迎えました。
「イノベーション」「マネジメント」「政治・経済」「自己啓発」「リベラルアーツ」「ビジネス実務」の6部門について、ノミネートされた100冊以上の中から総合グランプリと各部門賞が選ばれています。また、今回は特別賞として「ロングセラー賞」も創設されました。
ちなみに前回の総合グランプリは、『シン・ニホン』でした。さて、今年はどんな本が選ばれたのでしょうか。
総合グランプリ、ならびに自己啓発部門賞を獲得したのは『1日1話、読めば心が熱くなる 365人の仕事の教科書』でした。
2020年11月に発売され、2021年年間ベストセラー・単行本ビジネス部門の第7位(日販調べ)にランクインした、2021年度のビジネス書を代表する1冊です。
各業界の第一線で活躍している365人の仕事術や発想法のみならず、深い人生経験に根ざした哲学・思想も味わえることで、人間力も身につく1冊となっています。
内容
仕事ができる人はここが違う―。人間力と仕事力が身につく。一流プロフェッショナル、365人が贈る仕事のバイブル。
目次
1月:知恵の蔵をひらく 稲盛和夫(京セラ名誉会長)ほか2月:命とは君たちが持っている時間である 日野原重明(聖路加国際病院理事長)ほか
3月:日本代表のためにあなたは何をやってくれる? 中田久美(バレーボール女子日本代表監督)ほか
4月:中畑清の二言挨拶 太田誠(駒澤大学野球部元監督)ほか
5月:悪い会社幹部の三タイプ 渋沢栄一(実業家)ほか
6月:人間のプロになれ 杉原輝雄(プロゴルファー)ほか
7月:心のじようぎ 石川紀行(草木谷を守る会代表)ほか
8月:発想力を鍛えるためのポイント 山本康博(ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表)ほか
9月:「三つ星」を取れる人と取れない人の差 米田肇(HAJIMEオーナーシェフ)ほか
10月:勝負の神様は細部に宿る 岡田武史(日本サッカー協会理事・サッカー日本代表前監督)ほか
11月:先読みでゴールを見極める 吉野彰(旭化成名誉フェロー)ほか
12月:一筋っちゃええもんやぞ 山田重太郎(漁師)
(BOOKデータベースより抜粋)
『1日1話、読めば心が熱くなる 365人の仕事の教科書』編集者インタビュー記事
▶「すべてのページに感動がある」インタビュー傑作選が編集者の情熱で異例のベストセラーに
イノベーション部門賞は『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』です。本書は2021年7月の発売前から多くの予約が集まり、発売から2週間で2回の重版がかかった話題作です。
価値の焦点を「アウトプット」から「プロセス(過程)」に当てた現代の新常識について書かれています。
『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』要約・レビュー記事
▶「この商品でなければ」の決め手は?制作過程の共有が価値になる“プロセスエコノミー”という考え方
マネジメント部門賞を受賞したのは、『ビジョナリー・カンパニーZERO ゼロから事業を生み出し、偉大で永続的な企業になる』でした。
世界で1,000万部超の『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版です。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点といえる一冊です。
スタートアップや中小企業が「偉大な企業」になるために必要なことを解説した本となっています。
政治・経済部門賞は『稲盛和夫一日一言』でした。著者は、京セラ、KDDI、JALなどを率いた稀代の名経営者・稲森和夫氏。本書は、膨大な著作や講演録などから366語が選び抜かれた“稲盛語録”の決定版ともいえる一冊で、企画構想から10年の歳月を費やして発売されました。
仕事や経営のみならず、“生き方”の原理原則を説いた内容で、稲盛氏の思想や哲学の神髄をコンパクトに味わえ、はじめて読む本としてもオススメです。
リベラルアーツ部門賞を受賞した『認知症世界の歩き方』は、理解されづらい「認知症のある方が実際に見ている世界」をスケッチと旅行記の形式で、わかりやすく解説した一冊。まるで「ご本人の頭の中を覗いているような感覚」で、認知症のことを学ぶことができます。
2021年9月の発売翌日に重版が決定し、1月28日時点で発行部数が累計11万部を突破しています。また、特定非営利活動法人イシュープラスデザインよりオンラインゲーム型プログラム「認知症世界の歩き方 Play!」がリリースされ、体験会や研修も開催されています。
ビジネス実務部門賞を受賞したのは『超ファシリテーション力』でした。
著者はテレビ朝日アナウンサーで、「ABEMA Prime」の司会も担当する平石直之氏です。数々の論客の様々な意見が飛び交う場をコントロールしてきた著者が、「つまらない、決まらない、終わらない」会議・ミーティングを一変させるテクニックをあますことなく紹介している一冊です。
特別賞のロングセラー賞を受賞したのは『スマホ脳』でした。
2020年11月に発売された本書は、2021年の年間ベストセラー新書3冠(第14回 オリコン年間”本”ランキング 2021 BOOKランキング 形態別「新書」、日販およびトーハンの2021年年間ベストセラー「新書ノンフィクション部門」第1位)を獲得しました。
睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存――最新研究が明らかにするのはスマホの便利さに溺れているうちに脳が確実に蝕まれていく現実。教育大国スウェーデンを震撼させ、社会現象となった世界的ベストセラーです。
本書では、スマホ(デジタル機器)に「支配される」危険性を述べている一方で、「使いこなす」ための23にも及ぶ具体的な処方箋も述べられており、池上彰さん、赤江珠緒さん、佐藤可士和さんなどの著名人が賛辞を寄せた1冊となっています。
私たちは、読者こそがコンテンツを評価する人であるべきだと考えています。
特にビジネス書は、小説などのフィクションとは異なり、読者自身が「価値がある」「実用的」「有益」などと明確に判断することが可能です。そこで「読者が選ぶビジネス書グランプリ」では、その年に発売されたビジネス書のなかから、読者(=ビジネスパーソン)が最も有意義だと感じたものを選んで投票し、最も票を集めたものが表彰されるという形式をとっています。
(「読者が選ぶビジネス書グランプリ」公式サイトより)
主催:グロービス経営大学院、株式会社フライヤー
公式サイト:https://business-book.jp/
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